「「青い」「痛い」「脆い」」青くて痛くて脆い ツッコミ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
「青い」「痛い」「脆い」
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原作が発売された時から気になっていたが、原作未読のまま鑑賞。主人公の勝手に勘違いして、被害妄想して、全部他人のせいにする感じ、自分もそんな経験が何度もある。そんな時って良くないってわかっていても勢いで変な方向に行動してしまうんだよなあ、、そしてすぐにこんなの間違ってたって気づくんだけど、どうすればいいかわからなくなって、、ほんとにこの点は共感した。この後、傷つくことを避けてきた主人公が傷つくことを覚悟で動き出すことができたのがすごい。自分じゃできないなと感じた。青臭い学生生活を痛いと感じながらも傷つきやすい脆い心。そんな心は若者なら誰にも、いや人間なら皆持っているのではないか。誰もが自分の意見をバンバン言えたりできるものではない。そういう人間のなんとも言えない感情をひしひしと感じた。
俳優陣も素晴らしい演技で、吉沢亮さん、杉咲花さんはもちろんだが、森七菜さんのシーンでは演者魂というか、必死さがとても伝わってきた。タイトルを見て少しでも引っかかったらぜひ見てほしい作品です。
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