劇場公開日 2020年8月28日

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「もうひとひねり。」青くて痛くて脆い はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もうひとひねり。

2020年9月2日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読。予告見て想像していた“復讐劇”とは違った展開で、まさに吉沢亮演じる楓が気持ち悪かった。
けど、吉沢亮めっちゃ正統派な二枚目で楓の奥底の腐った雰囲気にはどうかなとちょっと思ったり😆

そして復讐に燃える楓の背景に何故か炎の演出。これは完全に不要。どんな意図か分からないけど笑えるシーンになってしまって残念。

もう一人の主人公秋好に杉咲花。くったくない感じはよく雰囲気に合ってた。無駄に真っ直ぐな感じとか。
ただ私は秋好に共感できるとこはなし。口を開けば「世界は変えられる」とかなんか信用ならん(笑)理想がやや暴走中。

「なりたい自分になる」この作品の大きなテーマ。それに反するように「私には100パターンあって全部本当の私」と言う本田のセリフが一番残った。

「なりたい自分」は1つでなくていい。
100あってもいいし、むしろなくてもいい。
なりより自分を肯定することが実は最も大切。
そこから初めて「なりたい自分」を探す事が出来る。

松本穂香、柄本佑、光石研が魅せてくれます!

さて、ラスト。そうなんかー😂めっちゃありがちで正直ガッカリ。顔面ひっぱたかれてまた楓がメラメラするくらいならゾワゾワして良かったのに(笑)

楓キレイにまとまってたけど本性は変わってないでしょ??

はるたろう