「後味悪い作品。いい歳した男が、好きな子を他の人にとられていじけてダダこねてるだけの物語。」青くて痛くて脆い らりおはさんの映画レビュー(感想・評価)
後味悪い作品。いい歳した男が、好きな子を他の人にとられていじけてダダこねてるだけの物語。
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最初はサスペンスかミステリーっぽく、杉咲花さんが悪役に回って彼女を正していくみたいな物語かと思っていましたが、物語が進むたびに拍子抜けてしまいました。主人公が杉咲さんが裏切ったのだと物凄く彼女のせいにして戯言を吐いていたのには笑ってしまいました。彼女は最初からずっとひとりぼっちになりそうな彼に気を遣って接してくれていたし、あげく、あなたの望む方向にいかないモアイになっていってないかとわざわざ聞いてきてくれていたのに、そういう彼女の心遣いに少しも気付いていないアホさ加減に拍子抜けしてしまいました。彼女と同じ方向を見るチャンスはいくらでもあった。彼女に告白するチャンスだっていくらでもあった。それを全部潰してきたのは彼だというのに、大好きな彼女のせいにする始末。もう見ていられませんでした。ただ、一つだけ、彼がいうことに賛同できることは、彼女の方から彼に接してきたということ。あの接し方は勘違いする。まあ、女性はタダでは男にあんな風に接してこないから俺なら裏がありそうだなとは思うけど、疑わない人ならコロっとその子を好きになってしまうよ。その部分については、彼を利用するために近づいたと言われても否定はできないと思います。まあ劇中ではしてませんでしたけどね。この作品の意図はなんだったんだろう。正直全然わかりません。俺にはただ胸糞悪い映画だったとしか思えませんでした。
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