劇場公開日 2020年8月21日

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「面白いけど」きっと、またあえる ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5面白いけど

2020年8月29日
PCから投稿

インドの受験戦争は過酷らしく、主人公の母校であり息子が受験した工科大学は特に競争率100倍の難関で、父親の期待むなしく不合格となった息子は、ショックでマンションから飛び降りてしまう。重体となった息子を抱える主人公を慰めるため、大学時代の同じ寮の仲間が病室に集まった。生死の境をさまよう息子に、負け組のオンボロ寮での当時の友情を話して聞かせる…。
30年近い時の経過を同一の俳優が演じており、その容姿の差には驚く。特にデレク…。面白いが、友情の大切さ、エリート寮との対決、憧れのマドンナとの恋など、話は比較的単純で、既視感あり。ただ、大学時代というものが人生でいかに輝いているかという監督の主張はよく伝わってくるし、それが阻害されている今年の新入生は確かに可哀想であるとは思った。
しかし、大学時代は負け組寮だった主人公は現在は豪華なマンションに住んでおり、それもこれも一流大学卒だからではないのか?と思うと、学歴社会を描いていることにつながるんですけど。

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ミーノ