劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全414件中、141~160件目を表示

4.53種の空白

2021年11月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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everglaze

3.0共感できる??

2021年11月15日
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登場人物に共感することは、また自分自身を知ること。と言うのは、まぁ一般的な認識と思いますけど、誰彼を知ることは決して自分ごとではない、ただそれだけのことである。想像すること。それだけで十分。この映画は、空白を想像で埋めることで、初めて完成する。誰のためでも無いあなたのための映画です、とスクリーンから声が聞こえた。

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未だZONE

5.0偽善とあわよくばの下心

2021年11月13日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

期待をして映画館に向かい、その高いハードルを軽々と超え帰路に着く。この幸せが意外と稀有であることを賛同できる方も多いだろう。「空白」は久しぶりにそんな時間を味合わせてくれた。

観客は、花音の素性の多くを知らされない。彼女の学校での立ち位置も悩みも、複雑な家庭状況も悩みも、奥深く描き切る前に痛ましい事故でこの世を去る。

父である古田新太も、同じく花音の素性を知らない。娘の好きな食べものも知らず生きてきた、謂わゆる毒親だ。我が子の死をきっかけに膨れ上がる、彼の狂気じみた理不尽な正義。しかしこの乱心を真っ向否定できるほど、観ている側も彼女のことを知らないのだ。「よく知らないけど、ダメなものダメだ!」では本作で描かれる一般大衆と同じレベルになってしまう。

そして父親の言動には一切共感することはなく、この「知らない」ことだけに共感してストーリーにのめり込んでいく。見据えるにはそれだけで十分なのだ。この大胆かつ緻密な脚本がえげつない。

理不尽、無気力、内向、偽善、保身、隠匿、捏造、無責任と人の嫌な部分をしっかり演じ切った役者陣。「あの人はよかったけど強いて言えばあの人がねぇ…」なんてことも一切なく、ちょい役のチャンス大城ですら人の空白を演じ切っている。その中でも、偽善とあわよくばの下心を見事に表現したのが寺島しのぶ。脱ぐこともなくこの嫌な感じのエロスを表現できるのは、今の日本では彼女だけであろう。

本来この手の映画には、店長の松坂桃李を陰で慕う、そんなアイドル女優がキャスティングされそうなものだ。だがそのポジションにいるのが、あわよくばの寺島しのぶ。重ねた唇を拒否されるあたりも含めて、アンチヒロインを演じ切った。

そしてもう一人が、自殺した運転手の母親である片岡礼子。他の出演者が闇を演じ切っているからこそ、葬儀で父親と対峙するシーンが強く心に残る。神々しさすら感じる、凛と啖呵を切る姿。「タイトル、拒絶」でもそう思ったのだが、この俳優の今の演技をもっと観たい(つまりハッシュ!をまた観たい訳ではない)。

また何より、痛いほどにリアルに、それでもギリギリに美しく、重厚なテーマを描き切った𠮷田圭輔監督。「最高傑作を撮る」と宣言して最高傑作を撮ってしまった。観客6人のレイトショーだったが、思わず小さく拍手をしてしまった。

素晴らしい俳優、素晴らしい監督・脚本、素晴らしい制作陣。この名作にもし足りないものがあるとすれば、本作を甘受し共感できる観客だけかしれない。

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LADA

4.0「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督によるオリジナル脚本作品で、古田新太...

2021年11月12日
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「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督によるオリジナル脚本作品で、古田新太主演、松坂桃李共演で描くヒューマンサスペンス。

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てかる

4.5キング オブ いたたまれない感情になる作品

2021年11月11日
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ストーリーもしかり、
俳優陣の名演技もしかり、

どこか自分も周りの人も、
登場人物の1人になりそうなリアリティ感もあり、

これまで観た作品で
1番いたたまれない気持ちになった作品でした。
(それだけ没入できました)

逃げずに映画館で観れて良かったです。
(家のテレビだと心苦しくて消しちゃってたかも。。)

とっても良い映画でした。

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ロッキー

3.0イルカ

2021年11月7日
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Miyu

4.0スーパーの古参のおじさん

2021年11月6日
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北枕寝二

4.5リアル過ぎ

2021年11月3日
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かえるパン

4.0向き合うとは?

2021年11月2日
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ユウコ

4.0役者の演技も監督の筆致もお見事!

2021年10月31日
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またも邦画の傑作に出会ってしまいました。

前半は本当に辛くてしんどくて観始めてしまったことをちょっと後悔。だけど後半クスッと笑える部分もあり、あるシーンからは涙が止まらず、ラストのささやかな救いに観てよかったぁという満足感。

古田新太さんと松坂桃李さんの演技の凄まじさ。そして主演二人だけではなく脇の方達もしっかり描かれていて隅々まで見逃せない作りに。群像劇としても非常に緻密にできてました。
青柳店長の何があっても食欲が落ちないという設定は(私か?)と思ってしまいましたし寺島しのぶさん演じる草加部さんの善意の押しつけにはマジでウンザリしつつ(いるよね〜こんなオバチャン)ってとてもリアルに感じられました。ボランティアの人たちもさり気なくもとても細かく描かれていましたね。藤原季節さんや田畑智子さんもすごく良かったけどやはり特筆すべきは片岡礼子さんでしょうね。そう、あのシーンから涙腺崩壊してました。
社会派ドラマとして考えさせられるところがたくさんあり、重厚だけどただ重たいだけに終わらない監督の独特なタッチが光る力作でした。

しばらく時間が経って考えるといろんな解釈の出来る映画であり、いろいろ想像できる演技をしていることにも気づくんですよね。ほんと深い作品だわ。

観賞後はいつも以上に安全運転で帰りました。気をつけ過ぎということは無いので皆さんもお気をつけて。

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ごーるどとまと

5.0素晴らしい。

2021年10月30日
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今まで観た映画の中で最もすき。

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そーすけ

3.0理不尽だけど誰にでも起こりえる

2021年10月29日
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自己中おじさん、正義おばさん、何考えるのかわからん若者、、、登場人物全員周りにいると思う。

自分だけは誰にも当てはまらないと思いたいが残念ながら理不尽な出来事は何時でも誰にでもふりかかる。

そのやるせなさを丁寧な演技と演出で描かれていてよかった。

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きみ

3.0まあまあ

2021年10月28日
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まあまあ
松坂の情けない演技 上手でした。
モンスターの話しと思ってたけど
善いも悪いもない、切なく、考えさせられる作品。このテーマで撮りきる技術は凄いのかも。

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まえあき

3.0胸糞すぎん?

2021年10月28日
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アボカド

4.5重厚な脚本と確かな演出

2021年10月27日
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また傑作が生まれた。間違いなくアカデミー賞を争う一本になるだろう。

被害者が加害者となり、加害者が被害者ともなる。誰もが善人であり悪人である、表裏一体のリアルを描く。世の中とは、人間とはそういうものである。
様々な社会問題が入り組む現代で、正義の反対は正義であり、どう折り合いをつけていくのか。

開始数分で衝撃的な冒頭で始まり、『ヒメアノ〜ル』を彷彿とさせる息を呑むタイトルバックだった。緊迫した空気で心拍音だけが響く。
吉田恵輔監督は緊張と緩和が巧みである。
一気に核心に進み、そこからどういう展開になっていくか気になったが、想像を超える物語があった。

メディアの情報操作と表面的な情報だけを信じて叩き合う人々。その殺伐とした世の中を具体的なシーンで観ている者に実感させる。
さらりとDVやいじめ、環境問題も練り込んでくる。

胸が苦しくなる映画だが、最後には温かい涙が溢れる。
相手のことを思いやりほんの少しの優しさを持つだけで、人と人は、世の中は変わっていける。

(ネタバレになるので詳細は語らないが)一つ大きな部分が描かれていない。松坂桃李演じる店長の罪の呵責から想像する内容になっている。

古田新太の鬼気迫るが人情あふれる男がそこに存在していた。役を生きる演技力と存在感で惹きつける。

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もの語りたがり屋

4.0いったい誰が被害者で、誰が加害者なのか?

2021年10月22日
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被害者面をしているけど事の発端になっている人
加害者扱いされているけど同情を禁じ得ない人
いったい誰が被害者で、誰が加害者なのか?
この映画を観た人は、そんな感想を持つでしょう。

とても分かりやすくて衝撃的なストーリー
重たい余韻を残し、観る人に考えさせるエンディング
俳優さん達の演技もいいし、
映画.comでの評価が高いのもうなずける映画です!

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Lucky!

3.5折り合いの付け方

2021年10月17日
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悲しい

映画の終盤の主人公の「皆んなどうやって折り合いつけてんのかな」というセリフと、主人公と元奥さんと主人公の仕事の後輩の3人でご飯を食べている時に主人公が初めて素直に「悪かったよ、羨ましかったんだよ」と奥さんに言うシーンが印象的でした。
折り合いについて、自分もまさにそれが知りたくてこの映画をヒントにできないかと思って見ようとしたくらいだったのですが、そう簡単に答えは教えてくれないよなと思い直しました。逆に改めて自分でも考えるいい契機になりました。そして、自分の心や気持ちと正面から向き合う勇気が大切なんだなと思いました。そしてこれには時間やタイミングなども時によっては必要なんだなと思いました。

その他、古田さんや松坂さんの演技が素晴らしかったです。古田さんとても迫力がありました。

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波風龍雄

4.0葛藤

2021年10月17日
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正しい、正しくないなんて意味があるのか?それは、時代、立場、状況、考え方であっという間に意味を変えてしまう。
寛容になれるか、なれないか。
これはきっと永遠のテーマだ。
登場人物たちの葛藤が切ない。
だけど、多かれ少なかれ、私達もそうやって生きている。
名作でした。

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哲也

4.5他人の不幸は蜜の味

2021年10月16日
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U-3153