「空白の靄」空白 ペキさんの映画レビュー(感想・評価)
空白の靄
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映像を見る限り明らかに万引きはしていなかった。
ただ防犯カメラも付けていないし、仮に悪戯をしていたとしても証拠はない、まさに「空白」の時間であったと思う。
死んでしまってからの「空白」の時間もあるが、最後に父親(古田さん)も言っていたが、どちらかというと前者の「空白」の方が常に靄がとれなかった。。。
おそらく、店長は悪いことをしてしまったと反省はしているものの、真実を言えず自殺に逃げたいと思ったのであろう。。
世の中であり得る事件だと思う。
この一つの事件だけで社会情勢や人間関係まで表現した深い内容の映画に作り上げていることに感嘆した。
最後の父親の変わりようを見て、私自身も人ともっと正面から向き合っていくべきだと心に留めた。
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