「深く突き刺さる」空白 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
深く突き刺さる
試写会鑑賞
何本も刃物を突きつけられているかのような負の連鎖。
一人一人の描き方がとても丁寧で、どの人の気持ちも入ってくる。
それでいて誰かに寄るわけでなく、俯瞰で見せるのがうまいです。
ここら辺は脚本の妙なのでしょう。
また演じる役者陣もすごい。
皆キャラが立っており、とりわけ古田新太の圧が強い。
最初は観ていてしんどい位でした。
あとこの作品は、子をもつ親が観るとかなり深く入ってきます。
もし自分だったらどうなるんだろうと、ずっと考えさせられました。
折り合いの付け方、みつかる気がしなかった…。
そして観賞後に伝わってくるタイトルの持つ意味。
深く突き刺さる、ものすごい作品でした。
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