「命をかけてまもろうとした「言葉」」マルモイ ことばあつめ h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)
命をかけてまもろうとした「言葉」
もし明日から母国語を話すことや書くことに制限が課せられ、氏名も占領国的な名前に強制的に変えられたら…。そう考えるだけでも胸が締めつけられる。
問題はどれほど史実に忠実かどうかではなく、Koreaの人々の尊厳を踏みにじった事実は変えられない。
加害者側は忘れても、被害者側は絶対に忘れるはずがない。
巧妙なかたちで支配された経験しかない(支配されている事実に目を背ける)国民には理解しがたいことかもしれない。しかし犯してしまった過去の事実から、決して目をそらしてはいけない。
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