劇場公開日 2020年10月23日

「ゴゼとして壮絶な人生を105歳まで生きた小林ハル」瞽女 GOZE りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ゴゼとして壮絶な人生を105歳まで生きた小林ハル

2021年6月13日
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鑑賞方法:映画館

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三味線を奏で、唄いながら、各地を巡業する盲目の女旅芸人・瞽女(ゴゼ)。国の無形文化財保持者で最後の瞽女、故・小林ハルさんの半生を描いたもの。
生後すぐに目が見えない事が判ったハルは、2歳の時に父と死別し、盲目でも一人で生きて行けるようにと7歳で瞽女になった。ハルが瞽女になる事が決まると、やさしかった母は、心を鬼にしてハルを厳しくしつける。母親の深い愛情に気づかぬまま、ハルは8歳でフジ親方とともに巡業に出た。瞽女として過酷な人生を歩んだハルは、フジ親方から瞽女として生きる力を、サワ親方から優しさを教えられ、一人前の瞽女として成長していったという話。
目が見える人を目が明るい、目が見えない人を目が暗いと言うことを知った。目が暗いからメクラなのかと。
ハルの子役川北のんが可愛かった。
目が見えなくても針に糸を通すなど裁縫が必要だったとは、厳しい時代だったんだと判った。
96歳の時の小林ハルさんの素晴らしい三味線と唄が聴け、もっと若い時はもっと素晴らしかったのだろうかと気になった。

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