「俳優がよかっただけの映画」東京リベンジャーズ monetさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優がよかっただけの映画
漫画読破済・アニメはたまに見るくらい。
結論から言うと、「意味不明」
漫画の実写ということで多少身構えていた部分はあったが、俳優さん達の演技はよかった。
むしろ俳優さん達のおかげでこの評価。
学生時代の彼女ヒナが現代で死亡してしまうのを防ぐためにタイムリープする。
ヒナを殺した黒幕が「マイキー」と「稀咲」で、過去に2人が出会うのを阻止するために翻弄する主人公。
結果的にマイキーの闇堕ちを阻止し、ヒナも現代で生きているハッピーエンドを迎えることができた。
凄いね。主人公頑張ったね。
マイキー救えて良かったし、ドラケンもヒナも生きててよかったね。
……あれ?稀咲は???
あれだけ真の黒幕感漂わせて、「これで済むと思うな(まだまだ続くぜ)」的なセリフを吐いておいて、何も起きず無事にハッピーエンドなわけがないだろう。
こんな意味不明で中途半端な出し方をして、無理やりハッピーエンドにするくらいなら、もういっそのこと映画オリジナル展開にしたほうがまだ潔かったし、そっちのほうが楽しめたと思う。
稀咲は一切出さず、ドラケン死亡を阻止し、マイキーの闇堕ちを防ぎ、結果的にヒナが救われる。
それで良かったじゃないか。
なぜ中途半端に稀咲を出したのか理解に苦しむ。
その他にもちょくちょく「う〜ん…(苦笑)」となる場面が出てくる。
あとラストのシーンはヒナが出てきて終わりでよかった。
主人公は写さずに、ヒナのセリフで終わりのほうが綺麗だったと思う。
見る価値がないクソ映画だとは思わない。
重ねて言うが、俳優さん達の演技はよかった。
原作を知らない人であれば充分に楽しめると思う。