「声を出して笑わせてくれた」まともじゃないのは君も一緒 たけPさんの映画レビュー(感想・評価)
声を出して笑わせてくれた
観客が声を出して笑ってしまう映画。
今どき珍しいと思った。
なんで笑わせられたのか、その点が興味深いと思う。
この映画では、男女の関係、特に結婚を考える場合に、損得勘定によるものを普通とする関係と、共同身体性の結果としての感情をベースにした結婚を幸せな結婚とする関係を対立させて表現する。
笑わせられたのは、後者の関係をコミカルに表現しているところ。これを笑いの対象に捉えてしまう前提があるから。となると、笑ってしまうのは感情の行き場が無いからと思われる。
そんなところを鋭くついてくるところにセンスを感じた映画でした。
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