「これは、また観たくなる映画」まともじゃないのは君も一緒 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
これは、また観たくなる映画
今まで数学一辺倒で生きてきて常識を知らない予備校講師大野(成田凌)は、教え子香住(清原果耶)に、”普通”の恋愛を教えて欲しいと頼みます。自分のおかしなところを遠慮なく指摘してほしい、と。一方で香住の指導もちょっと変。本当は、恋愛経験ゼロで、憧れの宮本(小泉孝太郎)に近づくために、大野をダシに使おうとしたから。
清原さんは、そんな女の子を嫌味なく演じています。
大野は食べ物の名前さえ知らない非常識ですが考察力はあるので、宮本の言葉に中身が無い事を見抜きます。香住にはそれが分からない。大野を美奈子とくっつけようとしたかと思えば、君島・柳カップルに強引になれそめを聞いたりします。
ちょっと気になったのは、宮本が、「煙草を吸っていたのは自分じゃなくてこの子」と、香住に擦り付けたこと。十代の女の子はそういうのに幻滅すると思うから、要らないシーンだったかなと。宮本の人間性は、話しているうちにボロが出てくる方が良かったですね。
宮本が、美奈子との約束の時間を遅らせてまで、香住を呼びつけてホテルに連れ込んだシーンは、下衆過ぎと思いました。連絡先交換してたっけ、というのもありますが、せめて、講演会に来た香住と話しているうちにその気になった、という方が私は好みです。
でもとにかく、大野と香住のやり取りがすごく面白く、ちょっと変な二人がとても魅力的なんです。あのシーン、あそこの会話が、また観たくなる、そんな映画です。
お酒を飲んでいなくても酔っ払ったように振る舞う清原さんが、とても楽しかったし、可愛かったですね。
本当はお酒が弱くてほとんど飲んでなくても、少しの酒で酔ったフリをする。
なんてことは、実はある種の女子にはお手のものだったりしそう😅
それでコロッと惚れちゃって今に至ってる、という男子がたくさんいると思います😁
ゆり。さんコメントありがとうございます😸
夏への扉の公開延期は残念でした。けど清原さんの出演作品はめじろ押しですね。最後の森のシーンはファンタジーのようでも有りました。
ゆり。さん、おはようございます。
ちょっと前から注目されていた清原ちゃん。自然体のさすがの演技でした。
気になってたけど、誰もとりあげないエピソードで、最初に大野に告白した女の子はいったいどうなったんでしょうか?年齢的にもよさげだったのになぁ・・・