「働けば自由になる施設」アウステルリッツ りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
働けば自由になる施設
第2次世界大戦中にホロコーストで多くのユダヤ人が虐殺されたが、その場所の一つであるベルリン郊外の元強制収容所を見物する観光客を何ヶ所かの定点カメラで撮影したドキュメンタリー作品。
門には「ARBEIT MACHT FREI」と書かれた看板があり、「働けば自由になる」という意味らしい。
何とも皮肉な看板の前で多くの観光客が記念撮影をしている。これをユダヤ人や関係者が見たらどう感じるのだろう?
戦後75年経ったが、人類の過ちをこれから二度と繰り返さないように、この歴史的事実を忘れないようにし、子供たちに伝える必要が有ると思う。
意義は有ると思うが、作品としては眠くてもう少し何とか工夫出来ないものかと思う。
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