「鬼ころし」君は永遠にそいつらより若い Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
鬼ころし
地元の児童相談所への就職が決まった大学4年生のポチョムキンが種々問題を抱える人たちと出会う話。
コンプレックスを抱える人、自分の存在価値を見出せない人、友人の異変に気付けなかった人、大きなキズとトラウマを抱える人、そしてネグレクトにあう子供等々に出会い主人公が何を感じるのか…。
自分が何とかしてあげたい、自分がそこにいられたならと追い込む人がいる一方、自分が出来ることなんてないと嘆く人がいたり、行き詰まった時に一緒に居てくれる人がいたり。
人はそんなに程万能じゃないし、非力なものではあるけれど、独りで生きることは難しいし、独りで生きる必要もないし。
そんなことを考えさせてくる作品だった。
堀貝と猪乃木が出会った教室でのトラブルに対する一言とか、他にもいくつか、馴れ合わない核心をつく一言に結構擽られた。
そして牡蠣がマジで美味しそうだった。
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