「1回見ただけでは分からないが2回目見るかと問われれば、うーん」選ばなかったみち ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
1回見ただけでは分からないが2回目見るかと問われれば、うーん
ハビエル・バルデムの死んだ魚の目のような表情が凄い!
ただ、何が悲しいかって、献身的に介護をする娘モリーに関する記憶がほぼ無いに等しい現実、そして会話が成り立っているかのようではあるが、モリーも認めたように、父のことが理解できないこと。
記憶と現実で3つの道(多分)が織りなされているのだろうけど、人生の中で過去を振り返り「あの時こうすれば良かった」なんてタラればを悔やんで今を生きることは哀れであり、どうであれ今選択している自分の人生を楽しみ全うすることが生きる証では?と思ってしまいました。
遠くない未来に自分が直面するかもしれないテーマであるからこそ、深く、そして難解でした。
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