「疫病退散とオリンピック」破壊の日 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
疫病退散とオリンピック
迫力ある音楽と圧倒的な映像によって引きずり込まれた・・・だけど、話が途中で終わってる感じ。起承転結で考えると、起承+ラストのイメージ映像といったところか。逆に、自分ならこういったおぞましい展開にするとか、修験道者対疫病の怪物、さらには時空を超えたSF怪奇ロマンにするとか、想像力を与えてくれる。
「利権と強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろう」という、このサイトの解説を読んでおいてよかった。事前情報がなければ、ただの怪物物語の未完成版としか見られなかっただろう。利権と強欲・・・描かれてませんけどね。
松田龍平と窪塚洋介の無駄使いといった感じもあるし、明らかに7月以前のマスクだらけの渋谷の街とか、ギリギリに仕上げているからしょうがないのかもしれません。その苦労や意気込みまで汲み取れたので、中途半端ではあるけど面白かった。
コメントする