カオス・ウォーキングのレビュー・感想・評価
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マイケルJフォックスの時代じゃないんですね
もう、マイケルJフォックスの時代じゃないんですね。派手なCGが無い自然満載の画像が凄く良かったすが、主題が生きていないのでは?
マインドフルネスでは止まらない、モンキーマインドをどうするか😹
ノイズを何と見るか?
無意識、欲望、妄想、信念、幻想、思いは幾らでもあり真理、真実ではないことは間違いない。
それにパワーを付けると神通力になる。
つまり、最高級の悟りでもある。
人間の深層の想いを見事に遊んでくれた名作だ。
思いを止める冥想をしても空虚になるだけ、更なる修行を止めないことが救いとなる。
只管打坐かなぁ
「ノイズ」って思春期のあんちゃんにはキツいなあ。
地球に人類が住めなくなり宇宙に新たな住処を求め数十年、ある惑星の一つのコミュニティで好き勝手やってる支配者が、新たに地球から入植者がやって来るのを阻止しようとするというのが大筋。
よくあるストーリーだが、他と一線を画す唯一の設定が「ノイズ」であり、これをどれだけ活かせるかがキモと言って良いのだが正直残念であった。
女性がいなくなってしまった経緯をサラリと説明するだけで終り、沼地の怪人や登場人物の中で最もまともと思われる黒人女性が仕切っている村との関係性など鑑賞者へ投げっぱなしの回収無しなのは強烈な消化不良を起こした。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で同じ時間を繰り返すという最高の設定を徹底的に活かしきったダグ・リーマンはこのジュブナイル感満載の本作を通し一体何を我々に伝えたかったのだろうか。
まあ、デイジー・リドリーの金髪が可愛かったのとトム・ホランドの童貞感丸出しの演技に免じ星は一つ増やしておくけど・・・。
思春期の男の子たちが喜びそうな作品
男性だけ心の声が丸聞こえって、酷だよね。主人公の内心ビビってるのに強くならないと!と鼓舞する姿など可愛くて、男性って普段頭の中こんな感じなのかなって、なんだか愛おしく思えたり笑
男女によって本作の見え方も異なるかも!
ラストがいい加減に描かれていてもっと掘り下げて欲しかったというのが残念なところ。あとエンドクレジットがやたら長く感じたのは気のせいかしら?
可もなく不可もなく、個人的にはあまり印象に残らない作品だった。
雨にも負けずノイズにも負けず・・・
マッツ・ミケルセンを見るためと次回スパイダーマンにCumberbatchが出るのでスパイダーマン役の人確認の為に見ました。トム・ホランドもデイジー・リドリーもかわいらしかったです。自然も瑞々しく美しかったです。
でもノイズの内容が単純過ぎてガクッ!残念でした。自分たちのノイズを女たちに聞かれたくないというのは確かに臆病でしょう。でもノイズをだだ漏れしてすぐに発語する政治家や偉い立場にいる人達に比べたらマシなんじゃない?とミケルセンを庇いたくなった程です。
男女逆だったら怖いかも!女のノイズの内容があまりに豊かで過激なので自ら「さようなら~」と去ってしまう人が続出~❓️←これは私の「ノイズ」。
いかにもヤングアダルトな世界観にウェスタンとSWが塗り込められた微笑ましい思春期SF
西暦2257年、地球を旅立った人類は2つの太陽を持つ惑星ニュー・ワールドに入植し西部開拓時代のような生活を送っていた。不思議なことにここは考えていることや妄想や想像、寝ている間に見ている夢までが“ノイズ”と呼ばれる現象で可視化される世界。入植者達の村プレンティスタウンでは先住民であるスパックルとの戦いで女性達は皆殺しにされ男達だけの社会となっていた。村の青年トッドはある日近くの森に宇宙船が墜落しているところを発見、唯一の生存者ヴァイオラと遭遇する。初めて女性と出会ったトッドは彼女に好意を抱くが、“ノイズ”を発しない彼女が何を考えているかが全く解らず戸惑う。一方村の首長であるプレンティスとその部下達はヴァイオラを捕獲しようとつけ狙っておりトッドはヴァイオラを連れて村を脱出、ヴァイオラが母艦に救援信号を送るための施設を目指すが、やがてトッドは自分に知らされていなかったニュー・ワールドの秘密を知ることになる。
太陽が2つあるので夜がないなど星野之宣のSF漫画『2001夜物語』のような世界観ですが、原作はパトリック・ネスのSF小説『混沌(カオス)の叫び』3部作の第1部『心のナイフ』ということで冒頭に現れる“ノイズとはフィルターなしの人間の思想であり、フィルターがなければ男はただ混沌の中を歩いているようなものだ。“という言葉がさりげなく醸している通り、観ているこっちが恥ずかしくなるくらいのヤングアダルト風味。こっちの考えていることが相手にバレバレなのに、あの子の気持ちはさっぱり解らない世界って思春期にいる男子のモヤモヤはグローバルスタンダードなんだなとオッサン目線でニヤニヤしてしまいます。ニュー・ワールドといいながらそこにある風景はウェスタンなので入植者がわざわざ馬を地球から連れてきているという設定も微笑ましい。そんなアナクロな世界で俄然存在感をギラつかせているのがプレンティスを演じるマッツ・ミケルセン。どんな作品でも個性を滲ませる名優なので軽薄になりそうな作品をビシッと引き締めています。
主演のトム・ホランドにはBTTFの頃のマイケル・J・フォックスのような初々しさがあって印象的ですが、とにかく素晴らしかったのはヴァイオラを演じたデイジー・リドリー。SWのレイの印象を打ち消すためか髪をブロンドにしていますが、終盤の風景はEP7とEP8となぜかEP5とEP6を足して500でようなものなので、レイにナウシカが憑依したかのような美しさで、EP7〜EP9では絶妙に抑制が効いていたツンデレが全開になった感あり。とにかく眼福でした。
あと何げにサウンドトラックのオーケストラが豪勢。エンドロールによるとブダペスト・スコアリング・オーケストラによる演奏とのこと。その辺もSWっぽさを醸している一因かと思いました。
面白かったけど消化不良感の残る映画だった
トム・ホランド、デイジー・リドリー、そして僕の大好きなマッツ・ミケルセンも出てるSF映画ということですごく期待して観たが、うーん、なんかすごく消化不良な印象の映画だった。以下、僕がモヤモヤしてしまった点
◯「ノイズ」をいかした駆け引きや戦闘シーンが少ない
この「ノイズ」という現象こそがこの映画の設定の肝だと思うのに、それがうまくいかされていない印象だった。戦闘シーンで使われてたのはプレンティスがトッドをおびきよせるための分身のところくらいだったし、ベンおじさんが2人を逃すシーンはヴォイオラがノイズで作り出した幻だということがすぐに読めてしまった。冒頭でノイズをヘビや柵に変えたりしてたので、もっとああいうのを使った迫力のある戦闘シーンが見たかった。ここが一番残念だったポイント。
◯主人公なのにトッドのノイズが強くない
デイジー・リドリーの顔を見ていると、はるか彼方の銀河系での超強い超能力者を思い出すからなのか、トッドのフォース、じゃなくてノイズが強くなくてがっかりした。こういう場合、みんな主人公の秘めたる才能を期待すると思うし、プレンティスが小さい頃から優秀だと言ってたのはなんだったのか。愛犬を殺された怒りで眠っていた力が目覚めるかと思ったら眠ったままだった。プレンティス倒すところも、自分で出したというよりはなんか勝手に女の人の霊がたくさん出てきたなって感じで、プレンティスもビビって落ちて終わりってのはどうなんだろうか。分身いっぱい出せるってことはノイズの力強いのかな?どうやったらノイズを制御できるようになるのか、とか強いノイズを操れる人は何ができるのか、とかそういうところの説明がもっと欲しかった。トッドのノイズが一番強くなったのは間違いなく好きな女の子にキスするという中学生みたいな妄想の時だった。でもトッド、さすがに壁登るのはうまかった。赤い全身タイツは着てなかったけど。
◯黒い先住民族エイリアンの出番が少ない
あの名前忘れたエイリアンが、単にプレンティスのウソを成立させるためだけのスケープゴートとして登場したような印象を受けたので、もっとストーリーに絡んできてほしかった。トッドが逃したあいつは片腕がなかったので、エイリアン村に2人が行った時にそれを目印に多くのエイリアンの中からそいつを発見して…殺さなかったから恩返しされてピンチを助けられて…とか勝手にストーリーを想像してしまったのにそのあとまったく出てこなかった。悲しい。
他にも神父ノイズはめっちゃ強そうなのに弱いな…とか気になったところは色々あった気がするけど、前髪下ろしたデイジー・リドリーが可愛かったので全て許して⭐︎3.5!
あと個人的には、ラストに向けてあれだけキスのくだりを振っていて、最後にするかするかと思いきやしないところも安易じゃなくて良かった。
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