「「トッド・ヒューイット」って200回言ってるらしい」カオス・ウォーキング デブリさんの映画レビュー(感想・評価)
「トッド・ヒューイット」って200回言ってるらしい
SFなんだけど、描かれている人間の感情は最近の地球人の等身大のそれ。もっと残酷にも刺激的にも描けたと思うけど、そうしないでくれたので、エンタメとして楽しい気持ちで観られた。
男がみんなサトラレになっちゃう(しかも心の内が言葉だけじゃなく映像で流出したりもする)設定は面白かったし、文字通りのボーイ・ミーツ・ガールはかわいかった。トムホは現実にはモテてしょうがないだろうにチェリーな役が似合っちゃう。トッド・ヒューイット氏、ヴァイオラの高い声と黄色い髪にやたら反応してたけど、大きくて円い瞳とかはそんなにツボじゃないんだろうか。
スターウォーズだったら、この二人のエピソードに10分も割かないんだろうな。でも、このサイズの話をじっくりやるSF映画がなんかいいなと思った。SFだからって、いつも星1コ丸ごとの運命とか懸かってなくていい。
3部作だそうで、私は次のも観たいけど、日本での興収や評判があまり芳しくないのでちょっと心配してる。
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