「ハズシの美学」グッバイ、リチャード! Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ハズシの美学
肺ガンにより治療をしても1年~1年半、治療をしなければ半年という余命宣告をされた英文学教授が生き方を変える話。
余命を告げられるところから話が始まり、家族3人集まる食卓で告げるのかと思いきや、娘は実はレズビアンであると告白、嫁は学長と不倫していると告白されて余命の件は話せずという流れ。
マジメなのか惚けているのか、みる人によっては不謹慎な死に纏わるおふざけを折り込みつつ、ベタさも感じるふざけた展開と哀しさと。
欲望か悟りか諦めか開き直りか、明るいのにどこか寂しく、それでいて人間いかに生きるべきかと人生を考えさせる作品で、とてもおもしろかった。
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