「顔中のタトゥーよりも、その眼が怖かった...」SKIN スキン hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
顔中のタトゥーよりも、その眼が怖かった...
そこに映るのは、「リトル・ダンサー」の可愛らしい子役が大人になったジェイミー・ベルの姿ではなく
痛く刺さるような眼をしたレイシストそのものだった。
顔中のタトゥーよりも、その眼が怖かった。
そして、悲しかった…。
空腹から、貧困から、辛い環境から逃れるため、
レイシストの集団に足を踏み入れ、
疑似家族のようなコミュニティで、
洗脳されていくギャビンの姿とその先の姿のようなブライオンが重なり辛かった。
本当に愛せる安らぎを感じられる者たちに出会えたことで変わろうとする、変われるチャンスを得たブライオンはある意味ラッキーなのだろう。
結婚式を挙げに行く家族の幸せな姿に、このまま何も起こらないで平穏な日々が続いて!と涙が溢れた。
差別は環境によって植え付けられる
意識ない幼き者を守り導くのは正しき大人
レイシストとなってしまった大人を変えられるは、子どもであり大人であり、周りの愛情と信頼と、本人の強さ。
人種差別だけでなく、あらゆる差別のない平等で平和な世界になって欲しい。
なるように努力をしよう。
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