「back to the 青春、それから」佐々木、イン、マイマイン マークロス子さんの映画レビュー(感想・評価)
back to the 青春、それから
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男子高校生の青春を佐々木を中心に描きながら、悠二(主人公)の回想という形で物語は進んでいく。
共学の方ならわかると思うのだが、こういう男子(佐々木)いたなぁと思わすシーンが多く、思わずニヤけてしまうシーンが多かった。その一方で青春の瑞々しさと現在の悠二の対比は、大人になれば誰にでも感じる不自由さ、不甲斐なさをよりいっそう際立たせていたと思う。最後の佐々木の死と裕二の劇中のセリフがリンクしてベタだが「生きる」という決意は胸がアツくなった。
しかし、これはあくまで佐々木が過去になっている人向けの映画なんだとも感じた。いいヤツだったが家庭の事情で高卒でフリーターで地元に残る。
視聴者それぞれの「佐々木」が映画のようになっているイメージをもつことでいい映画とされているのではないかと思った。
P.S.佐々木のモデルはまさに佐々木を演じた細川岳さんの実際の友達をモデルにしているとのことです。
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