「基本的にずっとギャグだったけれど,最後の泣き所に見せかけた部分もパ...」佐々木、イン、マイマイン ケさんの映画レビュー(感想・評価)
基本的にずっとギャグだったけれど,最後の泣き所に見せかけた部分もパ...
基本的にずっとギャグだったけれど,最後の泣き所に見せかけた部分もパロディ的な意味でギャグだった.軽妙なタッチで描いているのは社会問題化と思いきやそんな深みは特になくって,もちろん弱い立場の人間が再生産されているとかそういった話はあるけれど,物語の中で特別それを批判する文脈もないし,主人公は俳優になるという目標に向かってきちんと前に進むことが出来ている.カップ麺しか食べ物のないはずの佐々木はスポンサーのついた新品のこぎれいな服を着ているし,思いを伝えるために主人公は走り出すし,楽しんでみていたらそれなりにいいんじゃないかしら.最後の雑なオチも,佐々木という人物の描き方にはあっていて不思議と悪くはない気もしていた.
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