「映画愛がダダ漏れのクレイジーなバイオレンス」恋するけだもの エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
映画愛がダダ漏れのクレイジーなバイオレンス
白石晃士監督の新作は2018年の短編「恋のクレイジーロード」を長編映画としてリブートしたちょっとクレイジーなバイオレンス。
何処とは知れぬ田舎町の工務店で働く宙也(田中俊介)は、社長と同僚の二人(付き合っているらしき男女)から暴力を振るわれる日々。
女装した髭面のおじさん(宇野祥平)は通りすがりの男に声をかけ、邪険にされると殺してしまうヤバいやつ。性器もヤバいみたい。
以上の5人が町外れのスナックで交錯しクライマックスへ。
宙也はけだものが憑依する一番ヤバいやつだった。女装男は宙也に恋をした。二人はけだものだった。『恋するけだもの』になった。
これは熱かった。チープで稚拙かも知れんが熱かった。映画愛がダダ漏れだった。
宇野さんの怪演が強烈で嫌悪感MAX。そして名古屋では東海テレビの映画情報番組『映画MANIA』のMCとしておなじみの田中くんの活躍は素直に嬉しい。
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