「ムゲがだんだん可愛くなる!」泣きたい私は猫をかぶる にっくさんの映画レビュー(感想・評価)
ムゲがだんだん可愛くなる!
主人公のムゲは結構エキセントリックな行動をしているので何だコイツ……な印象が否めなかったものの、彼女の複雑な家族環境や過去の友人関係が明らかになるにつれ、誰かに愛されたい、必要とされたいが故の求愛行為だったことがわかる。
中盤、教室でのあの展開は切なくて……だんだんムゲが可愛く感じてくる自分がいる。
ただ中盤の恋愛感情の盛り上がりにくらべて、猫の村に到達してからの展開はベタすぎるし、ラストのお面屋との追いかけっこも冗長な気がしてこのへんはマイナス評価。
ムゲと入れ替わったきなこのやりとりを深めた方がドラマ性あった。
あとエンドロールのおまけカットはうれしかったけど漫画みたいなセリフまでいれるのはやりすぎ。読み手を信頼してない証拠。恋愛ファンタジーなんだからもっと妄想させるべき。
劇場で公開予定だったこの作品、ネトフリ限定で埋もれるのはもったいない。猫好きのひと、ボーイ・ミーツ・ガール物が好きな人は観るべき。
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