ザ・ターニングのレビュー・感想・評価
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は?
雰囲気だけで終わり
結果的に不発
原作ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』は、「幽霊物語」と言われる作品群の中でも代表作と言われるもの。豪邸に雇われた家庭教師が幽霊を目撃するようになるが、どうやら子どもたちにも見えてるようで……みたいな話。
原作はこれまで、幽霊が実在する超常現象の話なのか、それとも主人公の心が創り出した世界なのかという2つの読み方がなされてきた。そういう意味では、主人公ケイトの母親が精神を病んでいること、幽霊の登場シーンが基本夢の中であることなどを通して語り手の信頼性のなさをきちんと描けていると思う。
なので、話の核(幽霊が誰なのか)などは変わっていても、原作をよく現代風にアレンジできたサイコホラーだと思う。
ただ、結局は「全部思い込みかも」という話なので、中々映像向きの作品ではなく、映画としては面白くできなかった。残念。
中途半端
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