悲しみより、もっと悲しい物語のレビュー・感想・評価
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哀しいけど愛が描かれている
Kの愛ゆえに自分の人生を犠牲にしてまでクリームを思って行動する姿は見ていて心が痛かった。映画のラスト、クリームがした選択は正しいとは言い難いけれど、この映画には確かにKとクリームの死すらも恐れない強い愛が描かれているからそこがとても良かった。
一貫して愛をつらぬくKの姿が映画のストーリーに強いまとまりをもたせているように思う。
カメラマンのシンディがKが亡くなるまでを毎日撮影させてほしいと言ったとき、とても酷なことを言うなと少し道徳心に欠けるように感じたけれど、最後に展示されたKの写真を見た時に彼らが生きていたことや、彼の貫いた愛がしっかりその写真に記録されている気がして少し救われた。
映像の色彩もとても美しく、映像美だけでも十分楽しめる映画だと思った。
歯医者の先生は正直可哀そうな役回りだなぁとおもったけど、どうかカメラマンの彼女と復縁するなりして心の傷をいやしてほしいと思ってしまう。
「悲しみというより、もっとやるせない物語」 …そんな感じのお話でした。
コロナ明けに行った映画館で、この作品の予告を観ました。
全くノーマークだったのですが、なんとなく
雰囲気が良さそうな感じがしたので鑑賞することに。
で
鑑賞してから8日過ぎました。 ふぅ …。
レビューを書こうとしては
ラストシーンに至る
「主人公(男) =K」 の心情
それが、どのようなものだったか
そこに思いをめぐらせてしまい
キーボードを打つ手が止まってしまう。 う~む
◇ 以下、モロにネタバレです。ご注意くださいませ。
この「主人公(男)=K」クン
・余命宣告を受けた人間がいて
・自分の死後の、生活パートナーの女性のことが心配で
・良い配偶者とくっつけようと画策し
・見つけた相手に婚約者がいるのが分かると
・婚約破棄になるよう謀をめぐらし
・「主人公(女)=クリーム」と結婚させようとする
そんなシナリオを描いて行動に移しておりました。
そして
思惑どおりにクリームが結婚し
後は自分がひっそり死ねば、それでおしまい。
「主人公(女)=クリーム」は末永く幸せに暮らしました めでたしめでたし。
のハズだったのに…
入院中の病室に横たわる「主人公(男)=K」
意識も朦朧とするなかで
ふと気がつくと
隣に、嫁に行ったはずのクリームが。 …はい?
◇
この終わり方に対して
戻ってきたクリームに対するKの心情を考察
・せっかく自分から離れたのに戻ってきやがって …なのか
・なんとなくこうなる予感もあったんだよなぁ …なのか
どっちも正解のような気もするし
もっと複雑な気もします。
一方
戻ってきてしまったクリームの心情を考察
…しようとしたのですが …8日がかりで断念。 むむむ
一つ分かったこと
クリームの行動に「共感」できないと、作品の本質が理解できない。
この作品はそういうモノなのかも、と
そんな気がしてきました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
泣けた。
コロナ明け一本目。泣けた。
ラストは正直気に入らないけど、リメイクだったら仕方ないね。
小さな突っ込みを2つ。
一緒に暮らしたの、俳優のチェンジを考えても社会人になった後だと思ったけど違ったかな?
飲食店のマスターっぽい人、本編?での位置づけが分からなかった。ストーリー的にはあのバット持ってた人だとすると兄貴とか言ってた人になる。それだとボニーのチンピラ系の人脈になるので
音楽系の友達にはなりえない気が。
まあ細かいところは置いといて、映画っていいとつくづく感じた。
うん、ちゃんと悲しい
結果論ですが
12年あったなら
少しだけでも結婚生活出来たんじゃないか
子供も授かったんじゃないか
そしたらクリームのその先の考え方が
変わるんじゃないか
いろいろと考えてしまいました
だってあんな終わり方、悲しすぎますよ
中盤の楽しい感じから一転
後半は最後まで切なすぎ、、
自粛明け2本目。
1本目が爆笑だったので
2本目ではいい感じに泣けました
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