ジャニス・ジョプリンのレビュー・感想・評価
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叫べ
録画予約をする時は、ジャニス・ジョップリンの役の人が歌う舞台とわかっていたのに、再生した時には忘れていた。観ながらジャニス・ジョップリンってこんな人なんだーと、呑気に思っていた。あはは。まあ、お名前は存じ上げてるけど、曲も人柄も知らないから、しょうがない。「クライ ベイビー」はCMで知ってたので、彼女の曲とわかったのは収穫だった。後で調べたら、27歳の若さで亡くなってたとは、なんと残念なことだ。
黒人コーラスのみなさんが、マジで歌が上手かった。主役ももちろん上手い。ただ、ステージとしては、歌か語りだけで進行するので、ちょっと盛り上がりがないかな。歌をじっくり聴くにはいいと思う。
BS松竹東急は舞台収録を放送してくれるので、ほんとありがたい。感謝!
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
アレサ・フランクリンとジャニス・ジョプリンがデュエット
二回目の鑑賞になるが、アドレナリン出まくった。
アレサ・フランクリンとジャニス・ジョプリンがデュエットする場面で思わず涙が出てしまった。
歴史に残るデュエットだね。
しかし、60年代の後半って、世界にとってはとんでもない時期だったと思うが、歌には魂があったね。さて、現在は、とんでもない時期は相変わらずだが、果たして今の音楽に魂はあるのだろうか?
傑作だ。
ブロードウェイ・ミュージカル
ジャニス・ジョプリン(メアリー・ブリジット・デイヴィス)が主役で、歌の合間に自ら人生を振り返るという趣向。
影響を与えたアレサ・フランクリンやニーナ・シモンらも登場する。
歌はさすがで、マイクはいらないのでは、と思ってしまう。
ポルシェが欲しい♪
伝記ものなのかドキュメンタリーなのかといった予備知識を全く持たず、彼女の名前だけで映画館へ・・・特別料金だって気にならなかった。問題は主演女優のメアリー・ブリジット・デイビスがジャニスそっくりに歌ってるかだけだろう。と、ワクワク。
これは新しい!全くのコンサート形式でデイビス演ずるジャニス・ジョプリンが過去の経歴や本音を語りながら、代表曲を歌いまくる。さらに彼女が影響を受けたミュージシャンであるアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムズ、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスなどに扮した女優たちも歌う、歌う。
コンサート形式をブロードウェイでミュージカル化した作品は今年公開された『アメリカン・ユートピア』もあったけど、亡くなっている歌手をあたかも本人であるかのように錯覚させる手法は見事。語りにおいても「真実を伝える」と言ってるとおり、家族や恋愛観や音楽についてもリアルすぎるほどだ。
中学生の頃にいとこから借りたジャニス・ジョプリンのレコードが初めての出会い。ハスキーで重々しく、さらにブレスの使い方も独特なジャニスに衝撃を受けたことを覚えている。比較してはないけど、完コピと言えるほどデイビスが歌っていたように感じた。
ブルースとは何?「AとBの二つの音があれば理解できる」と言う彼女。そうか、ブルーノート・スケールを使いさえすればブルースになるんじゃないんだ・・・と、ちょっと目から鱗。スケールで言えば、ジャニスの曲はマイナーブルースが多いこともわかった。
スタンダード曲の「サマータイム」。聴いたことはあったのに、まさかスタンダード曲と一緒だったとは思っていなかった。そして「ボール・アンド・チェインズ」など知ってる曲も多数。圧巻はアレサ・フランクリンとのデュエットだ。まさしく夢の競演。もう感動して胸いっぱいになるところだけど、『リスペクト』のジェニファー・ハドソンを観てしまってるだけに今一つ。それよりも他のメンバーたちが歌う「アイ・シャル・ビー・リリースト」の方が感動的だった。
曲の間に語りをいっぱい入れているのだけど、最後はやっぱり泣かされてしまった。ヘロインの過剰摂取で夭逝したジャニス。天国までロックンロールするぜ!みたいな歌詞がとにかく彼女そのものを表現していた。“27クラブ”という言葉まで生み出されるほど、若くして亡くなるミュージシャンたち。人そのものは尊敬できないかもしれないけど、多くの人に感動を与えてくれた。ソウルを観客に与えすぎたために自分に残らなかった・・・だけど、ジャニスの影響を受けた女性ミュージシャンがいっぱいいるよ!うぅ・・・
ないものねだりをしても仕方ない
「ミュージカル」と銘打っているが、歌があるだけで、演劇ではないので、ミュージカルとは言えない作品である。
一番の感想は、「知識がなくて、ついていけない」だった。
“黒人女性歌手の歴史”どころか、ジャニス・ジョプリンすら、名前しか知らなかった自分にとっては、難しかった。
この映画に合わせて、慌てて少し予習したが、歯が立たなかった。
“ジャニス”役のデイビスの他に、4人のボーカルが出演する。
彼女たちはバックコーラスだけでなく、ザ・シャンテルズというユニットや、A.フランクリン、E.ジェイムス、オデッタ、N.シモン、B.スミスという5人の黒人女性歌手の“レジェンド”に扮して、“ジャニス”と時空を超えた“夢の共演”をするという設定である。
そして、“ジャニス”は歌の合閒に、“レジェンド”たちへのリスペクトや想いを、延々と語り続けるのだ。
確かに、例えば1曲目の「テル・ママ」はE.ジェイムス、2曲目の「Maybe」はザ・シャンテルズの持ち歌らしく、関係は深い。
しかし、“レジェンド”たちについて、何も知らない自分は、何を語られても、さっぱり分からないのである。
また、A.フランクリンと共演させたいからといって、A.フランクリンの歌を持ち出すというのは、無理矢理すぎる。
“ジャニス”を見に来たのに、ジャニス色がかなり薄い作品になってしまい、ガッカリであった。
また、“ないものねだり”をしても仕方ないが、“ジャニス”役のデイビスは、やはりジャニス・ジョプリンではない。
残念なのは、声が強すぎることだ。
ジャニス・ジョプリンは声量は大きかったらしいが、ふくよかなハスキー・ボイスで、“シャウト”するととても良い味わいが出る。そこが、ジャニスを不滅のシンガーにした、一つの魅力だと想う。
一方、デイビスが“シャウト”すると、単調でうるさいのだ。
演奏は、ドラム、キーボード、ギター・ベース3人、管楽器3人の構成に見えた。
ブルース、ソウル、ロック、カントリーと、極めて短い音楽人生で、いろんなジャンルの歌を残しているジャニスだが、この編成ですべて対応できていた。
ただ、残念なのは、演奏がきれいで洗練されすぎていることだ。60年代を思わせる、ノリが良くて、暑苦しくて、危うい感じの演奏ではない。
演奏だけ見れば、「ブロードウェイ」の世界であって、全然ジャニス・ジョプリンっぽくない。
というわけで、いろんな意味で、期待を大幅に下回った作品だった。
しかし、不世出の歌手のコンサートを実現しようというのが、そもそも無理な話だ。“ないものねだり”をしても仕方ない。
自分としては、この映画を機会に、ジャニスや“黒人女性歌手の歴史”に触れることができたので、その点だけは良かった。
ジャニス ジョップリン
未だ見てはいないが、予告編やその他の情報からのコメント。余りに酷いレビューへの反論!土台となるブロードウェイ ミュージカルはそれなりに斬新で優れたものである。役者もそれなりであり、脚本も多分標準以上であると考えると4つ星程度は満たすと思われる。ジャニス ジョップリンも言えば過去にベット ミドラー主演の傑作Roseがあり、今回の作品と合わせて見ることでジャニスの魅力や実像が見えるのでは?音楽映画としても優れたものであることを疑わない‼️ 見た人の正確なレビューを沢山読みたい‼️
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