「ラーメンがのびないか心配になる映画」ワイルド・スピード ジェットブレイク snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ラーメンがのびないか心配になる映画
笑ってしまう程の激やばアクションは本作でも健在でマンネリ化する事なく、まだまだあの手この手で期待以上に楽しませてくれた。
ツッコミ所満載のストーリー展開はもはやそれほど重要ではなく、キッチリ役割分担されたいつものメンバーが楽しく絡み合ってるだけで幸せを味わえる。これはマーベルの「アベンジャーズ」で味わえるような感覚に近いかもしれない。久々のミアや復活したハンが登場するシーン等はかなりテンションが上がる。
ロック様と入れ替わるかたちでのWWEスーパースターのジョンシナの起用には大正解と言わざるをえない程だ。
初登場にもかかわらず、他の共演者に全く引けをとることなく、かなりの存在感を出していた。
さらには今作でも悪役を演じたシャーリーズセロンは登場シーン全てが化粧品のCMばりに美しすぎており毎回見惚れてしまった。
TOKYO DRIFTからのメンバーも参加していたので個人的には次回作では北川景子の登場もお願いしたいなと。
しかしそんな中やはり本作の最大の目玉はラストシーンではなかろうか。
直前までCGのブライアンだけは出さないで欲しいとかなり不安に思っていたが、実際にはブライアンの登場を車で表現するという粋な演出に感動で涙が止まらなかった。
ここ最近のワイスピはド派手なぶっ飛び路線に振り切っていたが、これぞワイルドスピード流の演出というか、やはり本シリーズの根底には「車映画」というものがまだまだ色濃く根付いていたことを証明しており、ファンとしては嬉しくてたまらない瞬間だった。
エンドロールではステイサムも登場し、あとはロック様の復帰を願うばかりだ。