「絆のマグネット」ワイルド・スピード ジェットブレイク しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
絆のマグネット
"ワイルド・スピード" シリーズ第9作(通算第10作)。
通常スクリーンで鑑賞(吹替)。
会社の同僚たちと観ました。
1作目の時点でいったい誰が想像し得たでしょうか?
作品を経るごとにスケールアップし我々を驚かせて来た本シリーズですが、ついに車で宇宙に行ってしまうとは!
シリーズ開始20年。ついにここまで来たか、と…
今日まで続く本シリーズの方向性を定めた立役者であるジャスティン・リン監督が久々にカムバックし、来たるべき最終章に向けたストーリーがフルスロットルで展開されました。
これまで一言も触れられなかったドミニクの弟・ジェイコブが現れ、世界を股に掛けた兄弟喧嘩が勃発。前作の敵・サイファーも絡み、世界滅亡のカウントダウンが始まる…
歴代キャラクターたちを蔑ろにせず、アベンジャーズ的に集結させた「ファミリー」をつくり上げたリン監督が、第3作で死んだと思われていたハンを復活させると云うウルトラCを繰り出し、最高のファンサービスを届けてくれました。
後づけ後づけの設定が増えていくことは少し気になりましたが、ファミリーの絆にもさらに深みが増して来たようで、これからの展開にどう繋げて来るのか、とても楽しみです。
ワイスピの醍醐味であるカーアクションはさらにパワーアップし、強力な電磁石を使ったド派手なスペクタクルに手に汗握りました。電磁石を積んだ車自体に磁力の影響が無いのが甚だ疑問でしたが、そんなこと気にしてても始まらない!
そこで気がついたこと。本作のテーマは「マグネット」なんじゃないか、と…。確執を抱えていたドムとジェイコブも、家族の絆と云う磁力によって最後には結びつきましたし…
そもそもドムの磁力に引き寄せられたファミリーの絆が新たな繋がりを呼び、映画の世界を飛び出して観客の心まで惹きつけて止まない。なんて凄まじい磁力のマグネットだ!
明々後年には完結することが決まっている本シリーズ。
最後の瞬間まで、その磁力で魅了し続けて欲しい!
[以降の鑑賞記録]
2023/05/12:金曜ロードショー
※修正(2023/05/12)
今晩は
”再来年には完結することが決まっている本シリーズ・・”
そうなんですか!ショック!
知らなかったです・・。
ヴィン・ディーゼルだったら、90才位まで車乗り回しているかと思ったのですが・・。返信不要です。