キネマの神様のレビュー・感想・評価
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巷で売れっ子の菅田将暉の作品なんか見たくもなかったが…
まず、ジュリーが志村けんを研究して志村けんになってるんだな。
役作りをしてるんじゃなくて志村けん作りを念頭に置いてるのがわかった。
2人のコント(あわせ鏡やらのボーヤコント)
を知ってる人は尚たまらない。
まえだまえだの弟の普通さも中々。
菅田将暉、こんな奴の作品なんか一生見ないと思ってたけど、この作品に着いてきやがった。
なるほど、中々良かったよ。
顔がイケメンというわけではないが、
抑揚つけた芝居がうまい。
北川景子綺麗やな。今風の顔やけど
吉永小百合のような往年の女優も思わす。
昔のパートが好きなんだ。
あの古い感じが。
三丁目の夕日みたいな興醒めのCGを使うわけではなく、昔の雰囲気良く出せてた。
今井翼ホンマにチョイ役。
志尊淳どこに出てたの?
志村けんファン ジュリーファン ドリフファンは
ぜひ見てやってください!
映画作家と老い
う~~ん、様々な思いはあるけど、個人的に感想が書き難い作品ではあります。
どんな人でも歳はとるのですが、齢(よわい)90の老巨匠監督の作品であり、大好きな監督の作品の中にその老いを感じてしまうと何とも言えない気持ちにはなりますね。今までにも様々な大監督の晩年の作品を観てきて、どんな監督でも変化するのは当然で“変化”だけなら良いのですが“老い”を感じてしまうのはちょっと寂しいです。
まあうちの母親も92歳だし、一般的な90代と比較すると比べものにならないくらい凄いし映画を作るというだけでも超人的なのですが、それでも山田監督は“映画の時代性”をとても大事にしている監督なので、その時代性に対してズレを感じてしまったのはちょっと辛かったです。
本作の場合は今と昔が描かれていて、今のコロナ禍を無理矢理結び付けたかったのか、逆に完全に時代感がズレてしまっていて、時代性を気にするが故のズレと気持ち悪さが残ってしまいました。
物語そのものから何を訴えたかったのかは、私も昭和の人間だし山田洋次ファンなので理解できますが、それだけでなく主役(志村けん)の突然の死や、死に追いやったコロナ騒動など様々な出来事が重なり物語以上の思いが詰まり過ぎたのか、それが逆作用して、物語のシンプルなメッセージが伝わってきませんでした。
前半は山田監督自身の懐古であり、後半はずっと山田監督が描いてきた“馬鹿・風来坊・フーテン”等の世の中からはみ出した愛すべき純粋さを受け入れられる心だけで終わってくれればそれで良かったのですが、妙な時代性が逆にそのテーマを薄めてしまい、むしろ旧作を観返した方がテーマはダイレクトに心に入り染みる事が確認できました。
大体、昔のシーンは1950~60年代と推測できるのに、現在79歳の主人公って時代に10年から20年の誤差が感じられ、いまだにフィルム映写機で昔の映画ばかり上映している映画館の存在って、山田監督の脳内世界であって、どうせ脳内世界の映画なら黒澤監督や大林監督の晩年作の様な作風の方が、観る側も割り切れました。
ということで、ファンであるが故の寂しさを感じてしまった作品となりましたが、まだ監督には作品を今後も作り続けて欲しいし個人的に観続けますが、それは今まで楽しませて頂いた感謝の気持ちとしてであります。
しかし、映画という芸術は特にこの“時代性”が重要であり、他の芸術より作家の“老い”が作品に直結し顕著に作品に現れてしまうので、改めて難しい芸術だと感じてしまいました。
でもクリント・イーストウッドなども同年代監督ですが、彼の作品の場合まだそういうズレを感じないので、そういう意味では凄い存在だと思います。
私が知らない映画の時代。
観たかった作品の一つ。映画館のPVで何となくstoryはわかる感じでした。実際観てみると台詞が劇の様な感じです。母と暮らせばや小さいおうちもそんな感じです。山田洋次監督の独特の作り方製作の仕方ですね。俳優さん達の和気あいあいとした感じがとてもよかった。
ただ。若い頃のゴウを菅田将暉がやる気満々に描かれていたので。沢田研二になって賭け事で借金して大酒飲みのになっていたのはショックでした。若い頃の面影が全く無くなっていたから。まあ。それでないと最後に感動ができない訳ですが……。キネマの神様の脚本賞を取った辺りから素敵な作品になっていった。
北川景子や永野芽郁ちゃんそして野田洋次郎も中々よかった。最後に細やかな感動が待っています。
流石❗山田洋次ロマン、日本人に生まれて良かった~🐱
最初から次は々?と次が気になる写真でした、山田監督流石です!
確かに昔の女優さんの台詞、芦川いづみさん位までは、上品でしたね。
それと志村けんがどうとかこうとか、書いてあるのを見ていたので心配してたけど、ジュリー良かった、お疲れ様有り難う🍀
出演者、スタッフ全員で最後の大感動もっていきましたね。
遥かなる山の呼び声以来の大泣き💦😭💦頂きました。
ご冥福をお祈りします
追悼の意味も込めて、映画館で観ました。沢田さんにはあの役には無理があったのかも。志村けんさんで、ハマるキャラだから、どうしても違和感はあります。
とはいえ、あの時代の映画制作者の意気込みや熱気はわかる。観てよかった。
セリフの言い回しとかが正直しっくり来なかった部分はあったが、分かり...
セリフの言い回しとかが正直しっくり来なかった部分はあったが、分かりやすくほろっとするところもあり、良い作品だなと思った。若手キャストがしっかりしてるからかなー
あと、ジュリーは思ってたより良かった印象だが、志村さんで観たかったなーというのは本音です🙇♂️
ベタなのに面白くする術
もともと山田洋次監督で菅田将暉主役で期待は高かったのですが、もうひとりの主役交代、コロナ延期で間延びしている間になんとなく期待値が落ちていました。
がやっぱり面白かった。
ベタなのに面白くする術(これ凄いことですよね)が冴え渡ってる。
山田洋次監督はすごいなあ。主役交代もコロナ禍も取り込んだ脚本に、映画に、していました。
劇中シナリオ版キネマの神様も映画化希望します!山田さんは100歳まで監督しそうですねえ。
どこで感動したらいいのでしょうか
この映画、どこで感動したらいいのでしょうか?
唯一は、映画の予告にもあるシーンの若き日の淑子(永野芽郁さん)のセリフ「幸せにしてもらおうなんて思ってません」。それ以外は感動できるところがありませんでした。
バクチ、お酒、浮気など家族を大切にしない主人公にちょっとイライラしてしまったからかもしれません。
沢田研二さんが悪いわけではありませんが、やっぱりこの役は志村けんさんが演じていたらもう少しどこか憎めない感じがでていたのかも。
永野芽郁さんは、健気でかわいかったです。
山田洋次監督の映画愛がほとばしる映画で、脇を固めるのが宮本信子で抜群に上手く、彼女の若い頃を演じる永野芽郁も輪を掛けて上手いものだから、全体がビシッと引き締まり、楽しめる映画に仕上がっていました。
オープニングからしばらくは沢田研二のセリフ回しがたどたどしく、演技も過剰すぎて、これはやはり本職の役者でないとダメなのかなぁとも思ったのですが、おそらく撮影日数を重ねるうちにどんどんコツを掴んできたのでしょう。
中盤以降は自然な演技を魅せてくれました。
そこはやはりベテラン歌手の才能というのものなのでしょう。
こういう事例を見てしまうと、他分野のベテランを映画の主演に抜擢する場合には、あえて後半から撮りはじめ、十分に慣れさせてから冒頭部分の撮影に掛かるという手もあるのかも知れないな、なんて雑念を感じました。
やはり、シナリオこそが映画の命であるということを再認識させられる作品だったと思います。
太陽を盗み、ときめきに死した沢田。
山田洋次お家芸の古さ、働き者の健気な女が恋心を隠し鈍感な男がやっと気付く、を楽しんだ。
沢田には、志村を変になぞるのでなく、
太陽を盗み、ときめきに死したあの頃をこそなぞって欲しかった。
当時の貴方に映画の神は舞い降りていたよ。
何故ここに来て倍賞でなく宮本なのか。
諦めるな
私ももう五十をとうに超えそろそろ定年を考える年齢になりました
そして今父の姿を見ると何を生きがいに毎日過ごしているのか疑問に思ってしまうのです
今は定年を過ぎてもまだまだ人生を終えるまでかなりの時間がある、私はその時間をどう過ごすのかいつも考えてしまう、この映画のように若い頃の憧れの続きをしたっていいんじゃないだろうか
この世界は若者だけのものじゃない、この世の中での主役は若者だけのものではない、誰だって諦めずにいてほしい そう思うだけでもきっと違うはずだと信じています
逃げたり諦めたりすればそこから先に行けない、あともう少しほんの少しでも進めたなら未来が明るくなると信じて進みたいのです
そんな力をもらえる作品でわないでしょうか
ストーリが予測できてしまった…
私は、ハマることができませんでした。
ストーリーの展開がベタで、
セリフも、お客さんに状況を説明したりするような感じがしました…。
また、ここは泣かせるポイント!
みたいなあざとさを勝手に感じてしまい、世界に入り込めませんでした…
沢田研二さんが(いい意味で?)
嫌なやつすぎて、見ていてムカつきます…
全て大袈裟なお芝居のように思ってしまいました。
キャラクターをダメだけど愛せる!
そうやって描いて欲しいです。
北川景子さんはすごくハマっていました!
前田旺志郎さん、演技が好きなのに、
キャラクターを演じている感じに違和感を持ってしまって…
今回はよくわからなかったです…
・借金は30万円で返せたのか…?
・スクリーンから出てくるパターンは、
綾瀬はるかさん…?既視感…💦
・片桐さんや、志尊淳さんの彼女さんなどの
キャラクターの登場の意図、
どなたか、お教えください〜。
志村さんならどうだったかな
山田監督の映画への想い、今まで見てきた映画人を表現した作品となっていて、登場人物に山田作品らしい深い愛情を感じます。
菅田将暉さん、永野芽郁さん、北川景子さんの演技は、素晴らしい魅力を感じさせる作品ですが、脚本も志村さん対象で作られていたような感じで、志村さんが演じていたら、どんな感じだったんでしょうね。
「駅」で高倉健さんを相手に演じた志村さんの進化版を見たかったです。
全体的に評価が低いが、今週ではお勧め。
今年94本目(合計158本目)。
今週、先週は競合枠が非常に多く、その状況で「埋もれてしまう」のは仕方がないかと思います。
また、映画の性質的にアクションものというものでもなく、ドキュメンタリー映画かというとそれも違っていて(ただ、映画の作成過程を垣間見ることができるのは良かった)、他の私が過去に見たどんな映画より平均年齢層は高めな印象でした(むしろ、私が下げてるの?と思うくらいに…)。
実際の新型コロナ問題が追いやった「第1回目の緊急事態宣言」(全国、有無を言わさず規模も関係なく映画館を全部中止にさせた)をテーマに扱っているため、映画内で出てくる「テアトル銀幕」という超ミニシアター(映画内では明示的に描かれないが、多分単館か、2館か…?)も存続の危機に立たされます。
そのあとの描写が少し少ないのですが、ミニシアターが当時向き合っていた脅威(現在の大阪府のルール(21時ルール)も、程度の差はあっても映画館にダメージはあり、それはミニシアターほど割合としてきつくなる)は誇張などなく本当であり、実際に私も良くいくミニシアター(シネマート心斎橋さん(2館)、シネリーブル梅田さん(4館)等)ではお買い物を多くするとか、色々やってみようかな…と思ったくらいです。
映画内では、ダメなおやじと(闇金融から金を借りているっぽい)、その若かったころの描写の「時間ずらし」が多数あります。他の方も書かれていましたが、この「2つ」しかないので、おそらく昭和50年→令和2年くらいの40年ちょっとの開きがあるところ、この「2つ」しかないため、他で何をやっていたのかが不明で(まぁ、本筋ではないですが…)一方で時間ずらし表現は多いものの、その点は明確にわかる(ダメおやじと若い男性ならだれでも区別はつきうる)ため、「時間ずらしが多いのは多いが、混乱させる要素はない」し、「時間ずらし」はこの映画にはなくてはならないもので、そこは減点対象にしませんでした。
採点に関しては、特に対象とするものがないので5.0(満点)としました。
先週・今週、そして今週金曜日からの枠と、競合枠が非常に多いのですが、見て行って損はしない映画です。時間が少し長い(2時間~)のが少しタイミングをとりづらいですが、「間に2時間ある」というなら、見ても絶対に損はしないと思います。
シアトル銀幕
初めて山田監督の作品を映画館で観た。ジュリーの演技というか見た目は何とも言えなかった。北川景子はビックリするくらい美しいので、これからもどんどん映画に出て欲しい。もっとニューシネマパラダイスみたいな感じかと予想してたら、ストーリーは平凡だった。昭和40年代生まれとしては、ジュリーがアノ歌を熱唱するところで涙腺崩壊。あー、全員集合でジュリーと志村けんがしょーもないコントをやってたなとフラッシュバック。田舎に住んでて、土曜日にドリフを観るのが唯一の?娯楽だった。合掌。
キネマの神様はきっといる
【じーんと沁みる映画でした】
上映50分前だというのに、残席わずかの人気ぶり。やはり家族のつながり、高齢者の悲哀、映画への愛がぎっしりと詰まった超娯楽作品でした。ストーリーもさることながら、いつもの山田洋次監督作品では出演されない俳優さんが数多く出演しているのも見もの。
じわりじわりと込み上げる涙は、やはり山田洋次監督の作品ならでは!人情と友情、情愛、家族愛を思い出させてくれて、エンドロールの後も席をしばらく立てませんでした!
原作の裏話。監督は志村さんに寅さんを期待したのかなぁー
原作の大ファンなので、見るのを躊躇してたが
意を決して見ました。
原作の序章、裏事情を描いてます。
ゴウ役の研さん(ジュリー)のセリフ、演技は
そもそもが全て、志村けんさん用の台本だったような。
ジュリーの演技を志村けんさんにオーバーラップしちゃう。
監督は、喜劇役者ならではが演じる不良、悲哀、不器用さ、が絶妙なんだけど、
これは、志村けんさんじゃないと、難しかったなぁーと思いました。
でも、志村けんの老人役は、どうもねー。
エール(NHK)で、辛かった。
志村けんは、ドリフだから。
でも、脇役の存在感は、流石です。
淑子役の永野芽郁ちゃんは、すごくよかった。
こういうの、監督は上手いです。
野田くんも、上手い。
映画屋一人一人が、生き生き描かれていて
全体が映画へのオマージュ
100年への感謝、思い出、そして、関わってきた人達みんなが、楽しく映画を作って来たことを、改めて教えていただきました。
みんな、現場で "神"を、見ていたんだ!
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