キネマの神様のレビュー・感想・評価
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アナログな優しさ
『カイロ紫のバラ』,『今夜ロマンス劇場で』など
観逃していたこの映画を上映してくれていて大感謝。
しかも、大きなスクリーンを独り占めで観賞。
とーっても面白かった原田マハさんの原作とは異なるストーリー、だとは知っていましたが……。
ジュリー、すごく良かった。
良かった。プラス、すごく志村けんさんにそっくりになるように演じているなぁ、肩幅を小さくして、少し背中を丸めて腕を組んで、似てる似てる。そうそうって。
観てるあいだ、ずーっと、余計な感想がついてまわった。
一方、北川景子さんと、リリー・フランキーさん、ずーっと観ていたかった。
すでに同じようなアイデアの映画があるから(そして、それらの映画はとても素晴らしいから)、選考委員は城戸(脚本)賞に選らばなかったかも……
面白かった
映画愛に溢れた作品
面白かったです。そして永野芽郁ちゃんがとても可愛かったです。飲み屋で割烹着のような制服での接客姿がとても可愛かったです。
才能を持ちつつも不運な事故や撮影スタッフからの理解されないことから映画の道を捨ててしまった主人公のごう。
数十年後に孫がごうの脚本を見つけたことから転機が訪れて。とても素晴らしい孫だなと思いました。最後は悲しいことにごうは亡くなってしまいましたが賞をとって認められて、こんなにいい孫にも恵まれて、さらには奥さんにずっと添い遂げてもらって、結果的にはとても幸せだったんじゃないかと思いました。
山田洋次監督のお祭り映画
古き良き昭和時代を味わえる
ノスタルジックな作品
若き日のゴウを演じた菅田将暉さん、恋人淑子を演じた永野芽郁さんのキラキラと輝く瞳、表情に魅力された。
宮本信子さん、リリー・フランキーさんの優しい人柄が滲む演技も素晴らしい。
沢田研二さんが、ギャンブルに溺れるちょいダメな晩年のゴウを丁寧に演じられていた。優しい眼差しで見つめる志村けんさんの姿が目に浮かぶ。
映画制作に情熱を注ぐ活気に満ちた撮影風景にワクワクした。
心優しい作品でした。
映画館での鑑賞
映画製作と公開の時期がどうにもついていなかった、松竹100周年映画
せっかくの松竹100周年映画ですが、如何せん時期が悪すぎました。本当はもっと違った形の映画になる予定であったと推察されます。山田監督に同情します。
煽り文句の日本版ニュー・シネマ・パラダイスとは全然思えません。それでも見どころは多数ありました。まず、北川景子さんがとにかく良かった。最初は本当に昭和20-30年代の僕の知らない女優さんかしら?と思うくらい、話し方、雰囲気、すべてが原節子を彷彿とさせてくれて、彼女の演技が圧巻でした。そして永野芽郁さんもゴウと話すときの視線、表情とも素晴らしく、切ない可愛らしさが存分に出ていました。5月に「地獄の花園」も鑑賞しましたが、今回のような役の方が彼女の良さを引き出していると思います。小林稔侍さんも良かった。稔侍さんは友情に篤い役をやると「鉄道員」もそうですが、天下一品です。
ところで代役を引き受けた沢田研二さんはどうかというと・・・沢田研二さん主演の映画は、僕の記憶が正しければ、1988年、日活がロマンポルノ路線と決別し、普通の封切り映画を再開したときの第1作「リボルバー」以来だと思いながら、本作を鑑賞しました。当時僕はロッポニカで鑑賞しましたが、ジュリーって基本歌手であり、正直演技は微妙、と感じていました。33年経過して、今回もやっぱり・・・微妙でした。でもプライドの高いジュリーが本作で東村山音頭を歌う場面はなぜだが無性に涙が流れました。
見てみたい
残念でした
山田洋次監督と山崎貴監督
志村けんさんから沢田研二さんにバトンタッチした作品。初監督作品に挫...
志村けんさんから沢田研二さんにバトンタッチした作品。初監督作品に挫折し、映画界から姿を消した主人公のギャンブルと酒と借金にまみれた今と夢に溢れた若い頃の姿が 交互に流れていく。沢田研二さん,汚れ役、ぴったりです。東村山音頭を歌うシーンには思わず涙がこぼれました。
深く考えた方が良い??
この作品が無事にスクリーンで放映されたこと、関係者さまにお疲れ様ですとお伝えしたいです。
正直、古き良き?昔の撮影所時代のパートはすごく良かったです。役者が生きてる感じが
現代パートがうーん、
対比で昔の映画っぽくわざとらしく?撮ったのかなと思うようにして納得するしか
古き良きを生々しく、現代を懐かしく?
うーん。テレビでお茶の間に流れてる映画として見たら面白いかも。
映画館で見るにはね。
沢田さんの方が菅田くんが老けた設定なら合っていたとおもいます。
志村さんはどうしてもコメディ感が強いような。それでもやはりエンドロールではほろりとしてしまいました。ご冥福をお祈りします。
松竹100周年
沢田研二良かった!
ちょっと眠くなった
もともと原田マハさんの原作小説が気になっていたのですが、これは映画...
もともと原田マハさんの原作小説が気になっていたのですが、これは映画が題材のお話だから映画の方から観るのもアリかな〜と思い先に映画を鑑賞。なので原作は未読です。
まず、全体的なストーリーはまとまりがない気がしました。どこが?と聞かれるとうまく答えられないのだけど、なんとなくまとまりがないんです。
あと、コロナが出てくるのはがっかりでした。取ってつけたような絡め方も好きじゃないし、そもそも映画にコロナ禍の描写が入ってくるのが個人的に好きじゃなくて。もちろん、コロナを題材にしたものとかだったらいいんですけど、普通の映画ぐらいコロナのこと忘れさせてよ、、と思ってしまいます。特に今作はコロナの描写がなくても十分に描ける内容だし、むしろちょっと浮いてる。
じゃあなんで高評価をつけているのかというと、過去パートが良すぎたからです。本当に、雰囲気が素敵すぎた。
もちろん、もうちょっと撮影所の空気感とかじっくり入れ込まれてる方が面白いんじゃないかな?とかいろいろあるにはあるのだけれど、そんなことどうでもいいぐらいに、素敵なんです。
菅田将暉、野田洋次郎、永野芽郁、北川景子。この4人の醸し出すレトロな空気感がもう最高に良くて、ストーリーの起伏は大きくなくても、ずっと観ていたい...!となりました。むしろ現代パートなしで、若い頃の彼らをもっとじっくり見せてくれても良かったんじゃないか!!というくらい。
それに加えて、エンドロールで流れるうたかた歌がまた最高なんです。ゴウちゃん(菅田将暉)の声で「一度も眼を見て言えたことないけど 僕の何分の一でも君は幸せでいたのかい」なんて歌うんです。たぶんエンドロールでいちばん泣きました。
過去パート目当てだけでも十分に観る価値はあると思います。たぶんそろそろ劇場での上映は終わっちゃうんだけど。間に合う方は是非!
松竹100周年に相応しい映画
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