劇場公開日 2021年8月6日

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「期待値を上げすぎる題名」キネマの神様 みやだいさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0期待値を上げすぎる題名

2021年8月11日
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キネマの神様
まず語られるべきことは、小説と映画で、内容が全く異なること。
そもそも題名の『キネマの神様』の意味合いさえも変わってくる。
今回の映画において、キネマの神様とは一体何だったのか。
もう少しストーリーを見直しても良かったのではと、1素人の自分の意見。

しかし、なんと言っても永野芽郁のお芝居が良い。
彼女の芝居が本作を支えていると言っても過言ではない。
彼女が若きテラシンを思いやる気持ち
若きゴウに真っ向から意見をぶつける一面
登場シーンの1つ1つの手の動き、目の動き、体の動きが本当に丁寧で、プロアマ問わず、見習うべき、目標にされるべき俳優である。
彼女が実際より大人びて見られることが多いのは、この洗練された演技力が原因であろう。
キネマの神様は、ゴウでもなく、ローズ・バッドでもなく、彼女だったのではないだろうか。

みやだい