劇場公開日 2021年8月6日

  • 予告編を見る

「年寄りを励ます作品のはずがあの結末。懐かしい映像ありゃいいのかな。」キネマの神様 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0年寄りを励ます作品のはずがあの結末。懐かしい映像ありゃいいのかな。

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いくつか個人的な感想など。
〇「挑戦することに年齢は関係ない」と年寄りを励ます作品のはずが、あの結末。
年寄りにとっては、懐かしい映像ありゃいいのかな。
小津安二郎とか原節子とかリアルタイムで見ていた人は今80歳過ぎくらい?
ワクチン打っているから映画館に出向くのも平気なのかな。

〇神様は神様でも意地悪な神様ですね。

〇現代編と過去編がありますが、現代編で沢田研二が演じる人物に魅力が全くありません。
応援したいという感情移入は全く感じませんでした。実際、活躍できたのは本人の努力というより〇〇のおかげだし・・

〇(過去編)女優2人はいいですね。名女優役を演じた北川景子からはオーラが漂い、普通の娘役を演じた永野 芽郁が普通の娘ぽくっていい感じです。
(男性主役の菅田はいつもの安定の菅田でした)。

〇挫折した映画助監督を主役にして過去と現在の2つの時代を描いた作品に「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)というのがあります。
松竹100周年作品の今作ほど大規模作品ではありませんが、個人的にはこちらのほうが好みです。

お抹茶