「脱無難・無気力・無感情」裏アカ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
脱無難・無気力・無感情
小さなアパレル企業の元バイヤーで現販売店店長の30歳位の女性が、Twitterに裏アカを設置して身体を晒し巻き起こる話。
過去の仕事上のトラウマもあり、企画や買い付けに際し強く主張できなかったり、仕事の為のインスタをあまりアップせず、部下にフォロワー数で10倍以上の差を付けられていたり、そういう状況から主人公が裏アカをつくり、「ゆーと」と名乗る男と出会って目覚めて行くストーリー。
自己顕示欲か自我の崩壊か、仕事も手につかずスマホとにらめっこになっていく主人公。
流されるままから自身の主導に変わり、終わりのみえない主人公の展開や、ゆーとの主張は少し頭でっかちな感じもあったけれど、レセプションからの展開でガラッと一変。
少し狭すぎる世界での無理やりなご都合主義的な流れもあったけど、こういう崩壊感は大好物で、なんの為に生きているのか、人生の目的は?と、答えのない疑問が頭を駆けめぐった。
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