「絶望がお好きのようで」裏アカ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望がお好きのようで
なんとなーく面白そうだったので鑑賞。
特に期待もしてないし、予告も2、3回見た程度。
はぁー?何だこれ??
全然面白くないんですけど。
断トツでワースト1位。ブレイブ群青戦記を下回る映画ないと思ってたのにさ...。ショック。
仕事を後輩に取られ生きる意味を感じられなくなっていた真知子(滝内公美)は、その後輩の何気ない一言をきっかけに裏アカを作成し、自分を必要として欲しいと思い過激な写真をアップし始める。
えーっと、滝内公美は良かったです。
表情の変化が上手かった。ふせえりも田中要次も安定していて見ててホッコリ。いい所はそこだけです。
初っ端から最後までまっったく面白くない。
見所も見応えも一切無く、常に眠たかった。
ラストも思わせぶりが酷く、終わったかと思ったらまだあっての繰り返し。間延びが辛い
音楽も合ってなさすぎて驚き。
なんでこのタイミングでその曲を使おうと思った?と違和感ありまくり。オープニングから「これはまずいな...」と笑
夢や希望もなければ、絶望の描き方にも問題あり。
同じくTSUTAYAクリエーターズプログラムを受賞した「哀愁しんでれら」は、胸糞の悪さと絶望の描き方は素晴らしかったが、今作はなんとも言えない中途半端な出来。と言うか、TSUTAYAクリエーターズプログラムの審査員は絶望がお好きなんですかね?
悲しくもならないし感情移入も出来ない。
淡々としすぎて面白みに欠けるし、SNSの怖さを伝えたいのだろうけどイマイチピンと来ない。
ラストの走るシーンも何だったの?って感じ
いやー、酷かったです笑
4月初の映画だったのにな...出だし悪過ぎです。
ちなみに、今月一番楽しみな映画は「砕け散るところを見せてあげる」で、二番目は「バイプレイヤーズ」、三番目は「ザ・スイッチ」です。まともじゃないのは君も一緒を越えられるかな...?
今晩は
今作は、主人公の気持ちの変遷や、相手の虚無的な男の心理的背景がもっと描かれていればなあ、と思った作品でした。
瀧内さんの前作までの表層的な姿を安易に使ってしまった制作陣の思想なのかなあ・・、腑に落ちなかったのは・・。
邦画の、稀有な女優の魅力を引き出せるのは、誰なのでしょうか・・。私は、白石監督ではないかと思うのですが・・。
では、又。