「記憶の宿る家」椿の庭 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶の宿る家
思い出の詰まった家で暮らす夫を亡くし49日を済ませた女性と、亡き長女の娘の話。
葉山あたりと思しき海を見下ろす高台の、立派な庭を持つ古い大きな家。
椿の庭とはいうけれど、様々な植物や空模様で移りゆく季節と、暮らしをみせていく。
家を通じて感じさせる夫との思い出と、それを近くで見つめる孫娘の思いが、兎に角ゆったりまったりたっぷりで、セリフもそれ程多くはなくその空気に浸る為の作品という感じで、それ自体はとても良かったけれど、終盤特にクドい位に重ねて来られて、いつ終わるんだ?と感じてしまった。
女性3人ともとても素晴らしい演技だったけれど、冒頭の金魚を見つめる横顔に始まり、やっぱり富司純子は凄いなと感心させられた。
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