「「役座(役者)さんはつらいよ」だね。今は特に。」無頼　マサシさんの映画レビュー（感想・評価）

今は知り合いに裏社会の人はいないが、何処までが裏社会なの？

だいぶ前に見てレビュー書いたか消されている❤
まぁ、ナイーブなお話なんで。

とりあえず、鑑賞を始める。3回目かなぁ。

裏社会の愚行を屁理屈を付けずにディスる話なら良いが、裏社会を単純に温故知新している。昔の何を参考に新しい理想にしようとしているのか？それが全く分からない。

敗戦後、日本の裏社会は港湾労働者の手配師から始まる。その後、売春禁止法の施行から裏社会が巨大して行く。その話が全く描かれていない。寧ろ、あたりまえの事と描いている。

裏社会ではない。日本の敗戦後の全ての社会である。

しのぐ生き方を、カッコつけるが、全くの叡智が無い。この人たちにはね。勿論、スタッフから演技する人まで。

ちなみに、しのぎの効かない下級ヤク○さんは啖呵売とかたこ焼きとか金魚すくいで食いつなぐ。
昔、知り合いだったあるヤ○ザさんが
「屋台のたこ焼きは食べない方が良いよ！入った風呂の湯で解凍する」って話していたのを思い出した。まぁ、それでも、ベトナムの屋台で食べるよりは衛生的なんどろうけどね。

三島由紀夫先生の自決はこの映画の中での自決事件とは違う。彼の死は全くカッコ悪かった。同情する余地すらない。全くの信念を殺している。
「豊穣の海」を読むと分かる。

こう言った映画はリテラシーを持って見るべき映画だね。裏社会は昭和でなくなったわけではないのだから。

やっと見終わった。最後は不味いでしょ。まぁ、裏社会に対するこの演出家の忖度なんだろうが。
これでは、これで全ては報われない。そして、始まらない。だろう！