劇場公開日 2020年4月3日

「【左翼プロバカンダ映画です、題名でクラッシュのライブを観に行ったらガッカリしますよ】」白い暴動 金北山を仰ぎ観て育ってさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5【左翼プロバカンダ映画です、題名でクラッシュのライブを観に行ったらガッカリしますよ】

2025年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

難しい

バラカンさんがラジオでお話ししてくれてけど観れなかった、VOAで観て想定通りだった、観なくてよかったかもと思った日本だったら学生運動賛歌の馬鹿な映画と同じじゃないか?と感じました。しかしバラカンさんこの題名ですとクラッシュの映画かと思って勘違いして観に来て???とか!!!とか思う人が多いですよね...この題名はオカシイとは思いませんか?まぁ商業だからしょうがないですしよくある話ですので感情的になってしまっても詮無いと思いながら言いたくなります。
 クラッシュの演奏シーンは「ルードボーイ」と同じかな、比較的ここらへんの歴史は知識があったところにバラカンさんからの解説でさらに知って観ました。音楽映画じゃないというバラカンさんへの文句の手紙とそれに対するバラカンさんの見解も聞いていた、予想通りの映画で左翼的気分のプロバカンダ的ドキュメンタリーしかも懐古的、途中からあまりに偏向していてバカバカしくなった、勝利だ!とかの発言なり説明の描写が続くが英国民はサッチャリズムを選んだじゃないですか?「正義だ!」と言う一派の主張はよくよく冷静に聴かなければいけない
 この映画が出た頃の欧州はこの映画を無条件にまた批判的に少しでも言えば「ナチス!」と呼ぶ空気だったのだろう、日本も時の宰相を非常識に「ヒトラー!」「独裁者!」「ぶった切ってしまえ!」など言って気持ちよくなってる人が許されるどころか大きな顔をしている空気だった。自分達の立場が正しいという自己陶酔のような顔つきが全員とは言わないけれどやたら目立つ、違うよなと思う。
 クラッシュをこういう要素で切り取ってそういうバンドだったということにしたいのだろうがそんなスケールのバンドじゃないですよね、シャム69とかとは音楽スケールが違うと思うんですがどう思います?皆さん
 2025年の初夏の今、この映画を初めて観たせいか欧州や米国で反移民の主張が強くなっている今から観ると隔世の感を持つのは私だけでしょうか??
※アーティスト達に音楽的な尊敬は当然持つがそれと政治的主張は別です
※コメントを読むとイギリスの歴史を知らず勉強になった共感したという方が沢山居られます、その意味では映画を作った側が意図したプロバカンダは大成功したのだとも思った

金北山を仰ぎ観て育って
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