「俺は、この点数だ!どうしてこんなに差があるのか?の考察」とんかつDJアゲ太郎 Hinotamaさんの映画レビュー(感想・評価)
俺は、この点数だ!どうしてこんなに差があるのか?の考察
今まで、キミスイなどで深い印象があり、
自分が感動した映画に多数出演していた北村くん。
彼が、コメディ映画の主演をする。どうなんだ?
期待と不安の中、レビューを覗くとものすごいバラツキだぞ。0.5から5.0までバラバラじゃんか!
もう、自分の目で確かめるしか無い。
原作未読で、映画だけの感想。
結構感動して、うっすら涙した。
こんな、実際には存在しない人物を説得力ある演技で演じるのは、下手な役者には出来ない。
顔と名前だけで選ばれた?
そんな事は絶対にない!
これだけの規模の映画の主演をまかされる事、
そんなつまらん事で選ばない。お金がかかってるんだよ?
少なからず確信が無いと、選ばれない。
ギャグは、もう世代とセンスだから、つまらん人もいるだろう。
自分も都会の下町育ち、親は自営業だ。
だから、都会育ちでも、クラブなんて全然縁が無かった。
そして、幼なじみと、幼稚園からずっといっしょ。
もう、理屈抜きの腐れ縁で結ばれているんだよ。
いくらカッコつけても、全部知られるんだよ。
自分なんか、店番してたら、「あなたが生まれた時に、私
取り上げたのよ」なんて人も来ちゃうんだぞ。
都会の中の村社会って感じ。盆踊り、祭り、否応なく手伝う。助け合うしか無い。
このへんが、あまり描かれてないから、すんなり納得出来る人と、そうで無い人が別れちゃうのかな?
あと、トンカツ屋だけど、別に手伝わなくてもいいし、
後を継ぐ義務もない。だけど、何故だかそうしちゃうんだよ。
トンカツ屋で言えば、朝から仕込みで早起き、昼は調理場、そして後片付けと、一日中働いてる。
バカじゃ無いの?と思っちゃう時期もある。
そんなん、ガキの頃から毎日見せられる。
今なら、安い飯やなんかいくらでもある。
それでも、ココのトンカツじゃないとダメって言ってくれる人が沢山、毎日、来る。美味しそうに食べてる。
ある時、これって奇跡的なんじゃ?と思う。
手を抜けば、すぐ廃業だよ。普通。
なんでこんなに頑張っていられるかって、それは
アゲ太郎や、娘を育てるため、そしてお客さんが喜んでくれるから。
しかし、強制的に、ヤレ!とは言われない。
夜中にDJの練習してても、何にも言われない。
自分は二代目で、トンカツ屋になったけど、
もし、アゲ太郎が他に本気になれる物みつかれば、
決して反対はしないだろう。
本心は、誰にもわからないけど、
漬物を上手く漬けたって、喜んでた。
DJで、フロアをアゲたの見て、喜んでた。
ただ、しょうがないからトンカツ屋にでもなるよ。
とか言ったら、絶対継がせないだろうな。
だって、本気でやらないと、すぐ潰れちゃうんだから。
そんな、伏線がもう、身に染みてわかるから、
そして、トンカツ揚げるのも、
フロアをアゲるのも、同じだ!って結論だ!
親父も、オイリーさんも、マジリスペクトの対象なんだよ!
そんな背景を知ってか、知らずか、
北村くんのハツラツとした演技!
仲間たちも、個性的でよかったじゃんか!
オイリーさんも、時代のカリスマDJも、上手かった!
山本舞香も可愛い!
音楽もいいじゃんか!
もう、低評価などあり得ない。