劇場公開日 2020年10月2日

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「ムヒカの迫力」ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ nakaoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ムヒカの迫力

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日本とムヒカとの接点を強調している作品なので、我々日本人にとってはムヒカを知るきっかけとして最適な作品だと感じました。彼の魅力や信念はこの映像で十分伝わります。
現代の日本に対してのムヒカの意見は貴重で多くの日本人にとって現状を考え直すきっかけになると思います。そしてそれがこの映画の目的であれば目的は達成していると感じました。

残念なのは音の使い方で、映画館での環境をあまり想定していない印象でした。場面の間などにもっと音を意識した映像を使ってフックを作ってほしかった。またエンディングの曲も通俗的で酷かった。空気が一気に通俗テレビドラマ的になってしまうので勘弁して欲しい。(隣国アルゼンチン音楽と繋がりのある山本精一さんとかであれば最高です)

監督はピュアでムヒカが大好きないい人といった印象ですが、クリエイターとしてのパッションはあまり感じなかった。
ムヒカを知るきっかけとしては良いですが、わざわざ映画館で観る必要はないです。

nakao