「幸せの花が咲くのはいつか?」ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの花が咲くのはいつか?
作中でムヒカが最初に登場したのが自身が始めた貧しい人たちへの住居支援プロジェクト。
現場へ赴き車から降りるや否や、たくさんの子供たちが駆けつけ彼を取り囲む。
その様子はまさにお爺ちゃんと孫たち。
ムヒカ・ルシア夫妻の間には子供はいなかったが、いるのだ。
自分たちが人類を愛しているからと語っていたようにまさにそれを表していた。
タイトルにもあり作中多々発せられる"貧しい”だが、どちらかというと"豊かさ“について考えさせられた。
どちらにしても大事なのは心であり、魂なのだ。
自分がお金持ちになっても他の人たちは幸せにはならない。
自分が何か好きなことや楽しいことをやると、それがいつの間にか誰かに影響を与え、みんなで幸せになれるのだ。
ムヒカが言っていたように全員が彼の考えに賛同する必要はない。
ただ、この作品を見てそれぞれが自分を見つめ直し考えるところから、ムヒカが撒いた種が芽を出し始めるのだろう。
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