「生きづらかったあの頃」あの頃。 あさんの映画レビュー(感想・評価)
生きづらかったあの頃
推し活が市民権を得て、他人の好きなものを否定しないという多様性文化が浸透した令和。
モー娘がブームになっていた小学生の頃を思い出すと、あの頃はオタクに対する風当たりが強かった。電車男でも描かれたようにオタク=キモいという価値観が根強かったように思うが、今思えば多様性文化の黎明期だったのかもしれない。
そんな時代の中、彼らが作り上げたコミュニティは彼らにとってどんなに温かかっただろう。
男臭くて女性としてはあまり共感できるシーンはなかったけれど、あの閉ざされた内輪ノリにリアルさを感じた。
ストーリーにあまり新規性は感じなかったが、豪華キャスト陣の上質な演技の応酬のおかげで贅沢なものを観た気分。
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