「くだらなさと強さと明るさ」あの頃。 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
くだらなさと強さと明るさ
何を描きたかったんだろうか?と思える映画だった。男同士の友情?なのかな。そういうのは、こうしたおちゃらけた笑いの中にあるんだろうし、感情豊でバカになりきれる男が愛されキャラになるんだろうなとあらためて思った次第で。
こうした仲間ってなかなかできるものではないので、羨ましいなと思う反面、大人になってしまうと、もうこうした仲間をつくるのは難しそう。愛されキャラの死というシリアスさえも笑いに振っていく元気さもあって、と。変わらない仲間。どんなことがあっても、映画の中で変わらない。そのくだらなさと強さ、明るさ。愛されキャラの死ということではなくて、みんな生きている中での変わらなさ、もっと、とことん、くだらなさを描いてほしかった。
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