「ハロプロもオタクも関係なし」あの頃。 やまとりさんの映画レビュー(感想・評価)
ハロプロもオタクも関係なし
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「あの頃」アイドルの応援に熱中していた若者たちが、時代とともにそれぞれの道を歩み始める…、のかと思っていましたがまったく違いました。
まず、この映画に出てくる6人(後に7人)のグループが、いわゆる「アイドルオタ」ではなく自分たちでトークライブやらバンドやらをやっている「半芸能人」の仲間たちという設定に驚きました。(原作を書いた劔樹人さんがそういう人みたいですね)
それでも、まー面白ければいいやと思って観ていたのですが、まったく面白みのない展開がダラダラと続きます。
最後まで誰も「オタ卒」しませんし、最後まで一度もグループの結束はゆるぎません。宣伝文句にある「しかし時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて離れ離れになっていく」はまったくの虚偽。作品を観ないで宣伝文を書くのはやめてほしいですね…。
メンバーの一人がガンで死んでしまうから「感動しろ」と言われてもちょっと無理がありますね。
松坂桃李は力のある俳優だと思いますが、この作品ではまったくアイドル愛やオタクキャラなどは感じられなかったです。
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