「「あの頃」に妙齢だった人なら感じられるこの味わい。」あの頃。 えりさんの映画レビュー(感想・評価)
「あの頃」に妙齢だった人なら感じられるこの味わい。
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期待していませんでしたが、観に行って良かったです。
「あの頃」を悲劇でもコメディでもなく、綺麗も汚いも全部、リアル過ぎる事も誇張し過ぎる事もなく、夢物語でないけれど、かといって人生の不条理を嘆くでもなく、ただただ描いたような映画です。
「あの頃」に間違いなくあったもの、いた人、あった空気。
押し付けがましいメッセージや哲学が盛り込まれることなく、ただそこにそれが置かれていった感じ。
だけど、薄っぺらじゃない。
深すぎず浅すぎず。
登場人物もまったく同じ印象です。
だから、俳優さんは逆に演じ辛かったのではないかと思います。
仲野さんとライブハウスのマスターの人、上手かったです。
欲を言えば、握手会のあやや、本物見たかった~。
(期待させてからの、あの、似すぎず違い過ぎずのアレ!やられました。)
あと、オタクさんの踊り?みたいなやつや、ハロプロのコンサート、もっと見れると思いました!
狙いの客層に私がドンズバだからなのかも知れないですが、とても満足できました。
俳優さんも含めて職人一人一人が丁寧に仕事した上での一体感とか、緩急の「緩」の部分も計算して作ってある感じが本当良かったです。
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