「【あの頃。かあ…。】」あの頃。 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【あの頃。かあ…。】
この物語は、おおよそ、ITバブルが弾けて立ち直りかけた時から、リーマンショックなど金融危機で、再び、世の中が混乱に陥った頃までのストーリーだ。
なんか、一瞬の良き時代だったような気もする。
同僚のおじさんの長男は東大で、次男の弟は中卒のニート・フリーター。
そのおじさんは、子育て間違ったと嘆いていたが、でも、その弟くん、なんかやっていけそうじゃんって、楽観的な雰囲気があった。
僕はというと、この頃、テクノユニットのPerfumeにハマりかけてた。
冨田勲さんのシンセサイザーのホルスト惑星に驚き、YMOに感激して、電気的な音楽に興味を持ち続けて、最後に登場してのが、Perfumeだった。
最近でも、Perfumeは好きだ。
渋谷公会堂がLINE CUBE SHIBUYAとして一新され、柿落としが、Perfumeで、僕は、その初日の前から10番目くらいの真ん中の席が当たった。
冨田勲さんのシンセサイザーのホルスト惑星に感激した頃から考えたら、「三つ子の魂百まで」とはこのことだなと、一人で納得している。(※ んで、こんなレビューを書いていたら、2月23日、ダフトパンクの解散のニュースが飛び込んできた。驚いた。)
そして、この頃、気の合った友人が、肺がんになってしまった。
一時回復して、再び働き始めたが、再発、転移して、結局亡くなってしまった。
仕事もプライベートも悩んでいる頃だったが、僕にメールをくれて、「自分は先のことは考えず、今を生きているんだ」と励ましてくれたのを、今でもよく思い出す。
毎週毎週、映画を何本も観ているのも、この映画のオタクも、僕は本質的には同じではないかと思っている。
まあ、自分の周りにアイドルヲタがいないからかもしれないが、アイドルの良さをひたすら見出そうとする彼等の姿勢も、なかなか良いじゃないかと思ったりもする。
コロナ禍が収束すれば、また、良い時代が来るのだろうか。
今の世の中の不寛容さや、インチキな政治を見てると、そんなことはないような気もして心配にもなる。
ただ、僕も、今が一番面白い。
あと、コズミンは、相変わらずとはいえ、どこか深いところに怒りを抱えていたのではないかと思ったりする。
自分に対するものだったり、不寛容な世の中にだったり。
以下は、ディラン・トマスの詩の初めの段だが、別に年寄りだけにに向けたものではない。
DO NOT GO GENTLE INTO THAT GOOD NIGHT
Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.
このアイドルヲタ達は、確実に生きていたのだ。
生を迸らせていたのだと思う。
いいえ、
コメント欄クローズしてらっしゃるみたいなので、こちらで失礼します。
まあ、あえてサブカルでじぶんを他者と差別化してる人もいると思うし、本当に自分の好きで考えてる人もいると思うから、どうなってるんでしょうね。
ところでダフトパンクの解散を知らせる動画がまた痺れるんですよ
いつも楽しく拝見しています
レビューでまさかDaftPunk解散を嘆く同志に出会えるなんて!
彼らも ゴミみたいなパンク と揶揄され 反骨精神からバンド名をつけたそう
亜流の方が世渡り上手なのかもなとレビューを読ませていただいて思いました
映画関係ないコメントで失礼しました
こんにちは!
コメント失礼します。
うちも同僚のおじさんと似た様な。
長男は国立大学の大学院まで行ってますが
次男は高校中退、通信でかろうじて高卒です。
いっときは夢があり、もしかして次男の方が大物になるのでは?
思いましたが。
どちらもまだ結果は出てません。
映画関係ないコメントで失礼しま