「意外な佳作に脱帽」弱虫ペダル サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
意外な佳作に脱帽
申し訳ないが
「ジャニーズ主演の実写作品」というだけで地雷の臭いがどうしてもしてしまう。
しかも弱虫ペダルは原作がとにかく長い。
一年生編だけやってもとても2時間で収まるような代物じゃない。
…と、思っていたけど
これがまさかのちゃんとした
「一本の映画」として成立している。
坂道と今泉の出会いから始まり、
入りきらないインターハイは抜き、
原作では軽く描かれていた
予選大会をラストに持ってくることで
二時間にキチンと収めている。
一番の懸念だった自転車シーンも
主人公がありえない速度で
ペダル踏んでる感がよく伝わってくる。
気になったところは
二年生がまったく描かれていない事。
まぁ続編を作ったとしても
一年次インハイまでだろうから
確かにいなくても成立するんだけど、
三年と一年しかいない部活ってのは
原作知らない人からしたら
「二年生は?」って疑問が残るかも。
あと巻島の「~ッショ」は
やっぱり実写だと笑っちゃうw
あくまで一年生に焦点を当てているので
散らからなくて良かったけど、
田所の出番が少なすぎてちと不憫。
見に行かずに浅い情報と予告編だけ見て
「どうせつまらない」と
決めつけるには勿体ない、
「映画の面白さは観に行かないと分からない」と改めて知らしめてくれる
予想外の佳作でした。
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