劇場公開日 2020年8月14日

「20代の高校生」弱虫ペダル コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

2.520代の高校生

2020年8月16日
PCから投稿

配役的には永瀬廉に坂道か…ジャニーズのイケメンになぁ…
とは思いつつも。
私は橋本環奈が目当てだったから、「まぁこんなもんか」でOK。
今泉が伊藤健太郎なので、いつ髪をオッ立てて喧嘩するのかとワクワクしつつ(しません、『今日から俺は!!』じゃない)。
金城が竜星涼なので、いつ全裸になるかドキドキしつつ(なりません、『ぐらんぶる』じゃない)。
みんな20代で高校生を演じてて、すごいなぁとは思いました。
寒崎兄が、父に変えられた(しかも皆川猿時)のだけは納得できませんでしたが。

お話としては、1年生の入学から県大会まで。
箱学も御堂筋も出ず。
この脚本だと3年生が無能っぽい。
巻島のクライマーとしてのすごさとか、金城の最後の追い込みのすごさとか、全然表現されてない。
よさげな盛り上がりポイントは、みんな原作由来だったし。

上っ面だけのコスプレ大会というか、「スターかくし芸大会」っぽい。
しかし、『ドラゴンボールEVOLUTION』『ドカベン』『デビルマン』『ガッチャマン』などの実写映画化に比べれば悪くはない。

キャラとキャラの相関関係、心の寄り添いや反発などが原作の魅力で、それには週刊漫画連載やテレビの毎週放送が不可欠。
なのに、2時間に満たない短い尺に収めるためには、多くの要素を切り捨てるしかなく。
その中で、「坂道・今泉・鳴子」の1年生3人の心に絞ってエピソードを取捨選択したのは、結果としてはそんなに悪くなかったといえるかもしれない。

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コージィ日本犬