「日々の日常であるから永い」おらおらでひとりいぐも sasakiさんの映画レビュー(感想・評価)
日々の日常であるから永い
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淡々と繰り返す日々が描かれているので
映画鑑賞中は長いなと感じられたが
桃子さんの日常映画なのでとても長くとても静かで間違ってはいない
ローテーションのような日々の中にも少しだけの違いがあって卵の黄身が2つあるぐらいの些細なことにラッキーと思ってしまう
それぐらい日常をうまく描かれていた。
立場になってみないと見えないものがある
お婆ちゃんやスカートの話その時の何気ないことがこうだったのかもしれないと後悔の念が自分にもあって桃子さんの人生に自分の人生を重ねて振り返る映画だった。
娘や孫が帰って即、ビールを飲むシーンは
自分の見えないところでお婆ちゃんもそうだったのかもしれないと自分が勝手にそうだと持っていたお婆ちゃん像を溶かす印象的なシーンでした。
映画として良し悪しではなく
人生として振り向きたくなる時に観ておいて良かったと思える映画です
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