「やっと謎が解けました」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 yoiteさんの映画レビュー(感想・評価)
やっと謎が解けました
前作の内容をかなり忘れていたので、TV放映を見てクリーデンスの出生の秘密が、早く知りたくて初日に見に行きました。内気で魔法動物オタクの主人公のニュートは変わっていないのですが、女優さん達(ティナとクィニー)の特に美人のアリソンの老け方が凄かったので、冒頭部分からかなりショックを受けました。やんちゃなビケットとテディーの活躍が可愛くて良かったな。グリンデルバルド役のマッツは、前作のジョニーの雰囲気に似ていて、違和感は余り感じなかったです。何しろジ
ョニーのインパクトは強烈な個性なので、次に演じる役者さんは大変だろうなと思っていたのですが、心配いらなかったですね。
ヒーロー感のない主人公がバトルのシーンを演じるのは、かなり演技力が必要だと思いますが、エディは戦いながらも、ひ弱感を上手に醸し出していました。クリーデンスの心境の変化の描き方が雑過ぎて、ちょっと納得できなかったのですが、まあまあ楽しめました。ジュードは複雑な感情を上手く演じていて、本当に演技力あるなあと改めて関心しました。
ダンブルドア兄弟の恋した女性がどんな人だったのか、どうして一人で子供を産むに至ったのか、もう少しちゃんと描いてほしかったです。最大のタイトルになっているダンブルドアとグリンデルバルドとの関係性も釈然としなかったし、あれじゃあ恋人同士にしか見えない。それでいて女性に恋したという事は、心変わりしたダンブルドアにグリンデルバルドが嫉妬したのが仲違いの原因にしか思えないのだが、クリーデンスを利用したあの異常な執着心も判る気がする。ラストで、グリンデルバルドは死んでいないだろうし、また続編があるのかな?個人的には魔法学校の生徒時代の彼らを映画で描いてほしいです。
血の契りの鎖がどうしてほどけたのか、兄テセウスが何であの洞窟で繋がれていたのかとか、グリンデルバルドがカーマにかけた、記憶操作の魔法がどうして解けたのかとか、良く解らない部分も結構ありました。
でも、これが<最大の謎>なんだろうか?